ケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の過去問と解説を掲載しています。
現在、2024年(第27回)~2017年(第20回)試験問題が公開中です。
すべて無料で挑戦できるため、何度も学習し独学での合格にお役立てください。
過去問で高得点を安定して取ることができるようになったら、ケアマネでまんねんの実践問題がおすすめです。
なお当サイトに掲載されているケアマネジャー試験の過去問は、2024年度介護報酬改定に対応済みです。
ページ下段には過去の試験の合格率などのデータがありますので、よろしければご覧ください。
ケアマネジャー試験過去問一覧
過去問ランダム出題
当サイトに掲載されている過去問から10問ランダムに出題されます。
続けて問題を行う場合には、ページを更新することにより再度10問ランダムで出題されます。
解説が表示されないため、ある程度試験勉強が進んでから行うのがおすすめです。
ケアマネジャー試験の過去の合格率
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
第20回(平成29年度) | 131,560 人 | 28,233 人 | 21.5 % |
第21回(平成30年度) | 49,332 人 | 4,990 人 | 10.1 % |
第22回(令和元年度) | 41,049 人 | 8,018 人 | 19.5 % |
第23回(令和2年度) | 46,415 人 | 8,200 人 | 17.7 % |
第24回(令和3年度) | 54,290 人 | 12,662 人 | 23.3 % |
第25回(令和4年度) | 54,406 人 | 10,328 人 | 19.0 % |
第26回(令和5年度) | 56,494人 | 11,844人 | 21.0% |
試験年度によってややバラつきがありますが、概ね20%前後がケアマネジャー試験の合格率となっています。
省略していますが、第14回~第19回の試験は概ね合格率が20%に満たない難易度が高めの試験でした。
ここは数年は合格率が高水準であるため、試験の難易度は以前よりも点数が取りやすくなっている印象です。
いつまでこの難易度が継続するかは不明ですが、ケアマネジャーを目指す場合は点数が比較的取りやすい今のうちに受験しておくことをお勧めします。
過去の試験の合格基準点
年度 | 介護支援分野(25点中) | 保健医療・福祉サービス等の知識(35点中) |
---|---|---|
第20回(平成29年度) | 15点 | 23点 |
第21回(平成30年度) | 13点 | 22点 |
第22回(令和元年度) | 16点 | 25点 |
第23回(令和2年度) | 13点 | 22点 |
第24回(令和3年度) | 14点 | 25点 |
第25回(令和4年度) | 18点 | 26点 |
第26回(令和5年度) | 17点 | 24点 |
第27回(令和6年度) | 18点 | 25点 |
ケアマネジャー試験の合格基準点は、介護支援分野で70%、保健医療サービスの知識等・福祉サービス等の知識で70%となっています。
どちらかが合格基準点に達していなければ、不合格となります。
ただし、合格基準点はその年度の試験の難易度によって調整されます。
そのため、上記の表のように合格基準点が毎年度ごとにバラつきがあるのです。
合格基準点の推移をみると、ここ3年の試験は合格基準点が高水準です。
これは試験の難易度が例年と比べ易しかったと捉えることができ、令和7年(第28回)の試験も同程度の合格基準点と合格率で推移するのではないかと予想されます。
ただし令和6年度に介護報酬改定があったため、令和7年の試験は、変更・追加された内容が出題される可能性も十分に考えられます。
令和5年までの過去問で学習する際には、必ず令和6年度介護報酬改定に対応したもので行うことをお勧めします。
介護支援分野の過去5年の出題傾向
介護支援分野は25問出題されます。
令和6年度のケアマネ試験では基本的な内容を問う設問や、過去何度か出題されたことのある選択肢が多くみられたため今後もこの流れは続くかもしれません。
特に介護認定、居宅介護支援、地域支援事業については過去5年で非常に高い頻度で出題されているため、今後も重点的に学習をすすめておきましょう。
また被保険者資格についても高い頻度で出題されているため、チェックが必要です。
介護支援分野で出題されている内容のうち、近年で難化されてきているポイントにも注目が必要です。
介護サービス情報の公表制度に関する問題は、ここ数年で難化傾向がみられるポイントの1つです。
令和6年度試験では設問として出題されませんでしたが、今後も比較的高い頻度で出題されることが見込まれるためしっかりと学習を進めておきましょう。
令和3年試験から介護支援分野はやや易化傾向が続いており、今後しばらくはしっかり学習を進めていれば自力学習でも得点しやすい環境が続くと予想されます。
保健医療サービス等の知識の過去5年の出題傾向
保健医療サービス等の知識大きく分けて、保健医療分野と医療系サービスの知識に関する出題があります。
例年、保健険医療分野は15問、各医療系サービスの知識が5問の配分で出題されています。
ただ令和6年度のケアマネ試験では各医療系サービスが6問出題されていたため、今後も6問出題の流れは続くかもしれません。
保健医療分野では臨床検査に関する内容や在宅での医療管理、ターミナルケアについての出題が多く見られます。
フレイルやサルコペニア、ロコモティブシンドロームに関する出題も近年では目立っているため要チェックです。
医療系サービスではほぼ毎年、介護老人保健施設に関する出題があるため、ここは必ず押さえておきましょう。
介護医療院、訪問看護、看護小規模多機能型居宅介護も高い頻度で出題されています。
出題されやすいサービス、されにくいサービスがはっきりと分かれているため、優先順位を付けて学習を進めていくことをお勧めします。
福祉サービスの知識等の過去5年の出題傾向
例年、ソーシャルワークやコミュニケーションに関する出題が4問、介護サービスに関する知識を問う出題が8問、法制度の出題が3問の配分となっています。
コミュニケーションに関する出題は単語の意味を理解しているか問われるものが近年では多いため、過去問を解いて以前出題されたような単語はチェックしておきましょう。
介護サービスは訪問介護、通所介護、短期入社生活介護、訪問入浴、介護老人福祉施設についての問題は毎年出題されています。
令和6年度試験でも加算や介護報酬に関する出題がかなり少なくなってきており、その代わり基本的な内容を問う選択肢が多くみられるようになりました。
人員基準や設備基準、運営基準を重点的に学習し、加算や介護報酬は後回しにしても差し支えないかもしれません。
法制度に関しては生活保護法と成年後見制度がほぼ毎年出題されているものの、目新しい出題が少ないため、過去問での学習がお勧めです。
8月~9月頃になったら過去問で頻出ポイントを重点的に勉強するのがおすすめですっ
過去問は合格に必須?
ケアマネジャー試験に臨むうえで、過去問を繰り返し解くことは必須級です。
繰り返し解くことにより、出題されやすいポイントや出題傾向を把握することができます。
また、過去問と同様または類似した選択肢が出た場合に対応しやすくなります。
ただし、試験では毎年、過去に出題されていないような選択肢が各分野ごとに出題されるため、過去問だけの勉強を行っていると足元をすくわれる恐れがあります。
問題数が少ないため1問の不正解が不合格に繋がる場合もあり、試験対策テキストや資料などで知識の基礎を固めたうえで過去問に多く取り組むことが重要です。
よくある質問
当サイトではケアマネジャー試験の過去問以外にも、一問一答問題や実践問題、ポイントの解説などをすべて無料で公開しています。
より多くの問題に挑戦し、実力を伸ばして合格に繋げましょう。
皆さまが合格できるよう、祈願しております。