ケアマネ試験2ヶ月前!誰もがやりがちな絶対にやってはいけないこと

8月となり、ケアマネジャー試験まで残すところあと2ヶ月となりました。

「もっと勉強しないと間に合わない。」

「他の人はどのくらい進んでいるんだろう。」

そんな思いが頭をよぎっている人も多いのではないでしょうか。
しかしここで気をつけたいのが、「他の人の勉強の進捗を気にしすぎる」こと。 これが意外なほど試験勉強の妨げになるのです。

なぜ他人と比べるのが危険なのか、どうすれば自分のペースを守れるのか。
この記事では、ケアマネジャー試験2ヶ月前に陥りがちな落とし穴について解説していきます。

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第25回試験の過去問、全問正解!2ケ月前でこれならもうケアマネ試験は余裕かな。

この前〇〇の模試を受験しました。結果は57/60!結構簡単だったかも!

いきなりですが、これらの文章を見てあなたはどう思いましたか?

今の時代、SNS上では他の受験生の声をリアルタイムで目にすることができます。
このような「他人の良い成績報告」に、焦りや苛立ち、不安を覚えることがあった人は黄色信号です。

試験2ヶ月前は、絶対に他の人の勉強の進捗と自身の勉強の進捗を比べてはいけません。
なぜなら「他の人の勉強の進捗を見て自身のペースを崩す」おそれがあるためです。

他人の進捗を気にすることで、次のような問題が起こりがちです。

  1. 焦って学習計画を変更してしまう。
  2. 理解度よりも点数を重視してしまう。
  3. 自信を失い、モチベーションが低下する。

いずれも試験合格に影響を及ぼす可能性のある問題であり、これらはできるだけ避けなければなりません。
それぞれどのような影響があるか具体的に解説しましょう。

焦って学習計画を変更する

学習計画を立てる重要性は、当サイトの独学でケアマネジャー試験に一発合格するための勉強の3つのコツで解説していますが、これを他人の影響を受けて変更することは望ましくありません。

なぜなら勉強のスタート時期も進捗度も、受験生ごとに全く違うからです。
それにケアマネジャー試験は合格人数が決まっている試験ではありません。
他の受験生を気にしてインプットやアウトプットのペースを崩してしまうと、残り2ヶ月間、実力が伸び悩む原因となります。

理解度よりも点数を重視する

ケアマネジャー試験に余裕を持って合格するためには、何よりも試験範囲の内容の理解が重要です。しかし自身がどの程度内容を理解しているかについては、過去問や問題集、模試などの点数や正答率でしか測ることができません。

しかしこれらは自身の実力が目に見えるため非常に有意義である一方、他の受験生との差も目に見えやすいという落とし穴が潜んでいます。
特にSNSでは、試験2ヶ月前になると盛んに受験生が行った模試の成績や過去問の点数の発信が飛び交います。

ただ忘れないでほしいのが、これらの点数はケアマネジャー試験本番の点数ではないことです。
他の受験生と張り合って、特に反復で取り組みやすい過去問や問題集で点数を取ること自体を目的としないように注意しましょう。

多くの受験生が意外にも気付いていませんが、毎年、試験本番では今まで見たことのない設問や選択肢、言い回しがいくつも出題されます。内容の理解度を疎かにし、過去問や問題集の点数を重視してしまうと足元を掬われかねません。

私が受験した年でも、模擬試験も過去問も合格点に達する点数を取ることができていたのに、ケアマネジャー試験は不合格だったという人は何人もいました。

自分と他人を比べ内容の理解を疎かにすることは絶対に避けましょう。

自信を失い、モチベーションが低下する。

自分と他人を比べてしまった結果、最も陥るのが怖いのは自信の喪失やモチベーションの低下です。
これが試験半年前くらいであれば時間的にもカバーが可能ですが、試験2ヶ月前では残り時間も少なく試験に大きな影響を及ぼす可能性があります。

モチベーションが低下すると、勉強した内容が記憶に定着しなかったり、何度も同じ問題でミスをしてしまったりと勉強の効率の低下を招きます。
何より、試験前の大事な時期に勉強自体する気が起きないといったことにも繋がりかねないため、他人と自分を比べるのはやめておきましょう。

ここまで、他人との勉強の進捗度の比較が及ぼす悪影響について解説しました。
端的に言ってしまえば、試験2ヶ月前に自分と他人を比較してしまうと心理面に悪影響が現れ自身のペースを崩すおそれがあるということになります。

自分だけ遅れているのでは?

あの人はこんなに点数が取れているのに、自分はこんなに間違えている

とにかく勉強を先に進めなければ

このような不安や焦りは、他人との比較で一層現れやすいです。

ただ忘れないでいただきたいのが、ケアマネジャー試験の受験生は1人1人勉強を始めた日も1日の勉強時間も違います。現時点での勉強の進捗度も違います。
あなたにはあなたのペースがあり、理解の速度も個人差があります。

ケアマネジャー試験2ヶ月前のこの時期、他人の進捗に惑わされず、自分のペースを守ることが極めて重要です。心理的プレッシャーをコントロールし、効率的な学習を継続することが、合格への近道となるのです。

ここまで自分と他人との勉強の進捗の比較がオススメできない理由について解説しました。
ここからは、他人の進捗を気にせず自分のペースを守るための対策を2つ紹介します。

自身の苦手なポイントを重点的に勉強する

試験日まで残り2ヶ月となると、他人の勉強の進捗度を気にするよりも自分の弱点に向き合うことが重要です。
これにより点数の失点を防ぎ、合格の確率を上昇させます。

特に出題頻度の高いポイントに苦手とするものがある場合には、積極的に勉強に取り組んでいきましょう。
介護支援分野の出題頻度の高いポイントについては、こちらのページでも解説しています。

また、特に各社のケアマネジャー試験対策の模試は難易度が高いものも多く、自分の苦手なポイントを洗い出す絶好のチャンスです。
過去問の反復だけでは分からなかった弱点を知ることもできる可能性もあるため、まだ模試を受験したことがない人は試験まで残り2ヶ月を切った今の時期にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

SNSを開く頻度を減らす

もしあなたがSNSを見て他の受験生の発信に対して何らかのネガティブな感情を抱いたなら、SNSを開く頻度を減らすことを強くオススメします。
そういった場合、多くはSNSの交流のメリットよりデメリットのほうが勝っている状態です。
ケアマネジャー試験合格に何の役に立っていない状態といっても過言ではありません。

SNSは他の受験生と交流を深めモチベーションを高める効果がある一方、上で述べたような、人と自分を比べ心理面に影響を及ぼすリスクもあります。

もし誰かの発信を見て、それが負担に感じるようならば一旦SNSと距離を取って勉強に集中してみてはいかがでしょうか。

ケアマネジャー試験まで残り2ヶ月を切り、つい他の人がどのくらい勉強が進んでいるか気になってしまいがちです。
しかし他人と自分を比べても、試験合格に結び付くことは少ないです。
特に自分に勉強が上手くいっていない自覚がある人ほど心理的負担から、自分の勉強のペースが崩れるなどのリスクがあります。

試験2ヶ月前に重要なことは、点数を伸ばしたり失点を防ぐための「内容の理解」を高めることです。それにはまず自身の弱点を知ることが重要であり、各社で行われている模試なども有効な対策になるでしょう。

正直、まだ全然焦る時期ではありません。
私が過去問をやり始めたのは試験1ヶ月前の9月からでしたが、焦らずインプットを重点的に行っていたため、過去問や問題集の効率が高まり試験に余裕を持って合格することができました。

皆さまがご自身のペースで勉強をすすめ、ケアマネジャー試験に合格できるよう祈願しております。

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この記事を書いた人

ケアマネでまんねん運営者
主に問題の作成と解説作成担当。
ケアマネジャー試験の独学による学習をサポートし、みなさんが最短で合格するため、実践問題や一問一答、解説について書いています。

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