資格試験の勉強中に眠気を感じたことや、学習内容が頭に入らない経験はありませんか?
長時間の勉強は集中力を低下させ、学習効率も同様に落ちてしまいます。
集中力を維持することで、勉強の効率を向上させ、資格試験の合格率を高めることができます。
そこでこの記事では、勉強中に集中力を高める効果が期待できる食べ物や飲み物を5つご紹介します。
普段から食べることで効果が期待できるものや、勉強合間に摂取することが効果的なものまであるため、用途に合わせて試してみてください。
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集中力を高める効果がある栄養素と成分
集中力の低下を実感する前や、ちょっとした休憩中に口にすることで集中力が高まる効果が期待できる食べ物はいくつかあります。
それらをご紹介する前に、まずどのような栄養素や成分が集中力を高めてくれる可能性があるのかについて解説していきましょう。
1.ブドウ糖
ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源です。
ブドウ糖を摂取することにより、脳の活動が活発化されます。
仕事や勉強など頭を使う作業や、精神的な負担を感じる場面では一定のブドウ糖が必要となるとされています。
これが不足すると、集中力の低下や疲労感を感じることがあります。
そのため、集中力を高めるためには無くてはならない栄養素です。
ただ、ブドウ糖は必要以上に摂取するとかえって集中力の低下を招くとも言われています。
これは血糖値の急激な上昇と下降によってインスリンの過剰分泌が促されてしまい、眠気やイライラした症状が引き起こされることがあるためです。
そのため勉強の際には適量のブドウ糖の摂取がおすすめです。
2.ビタミンB群
ビタミンB群は脳内の血流や神経伝達に関わる栄養素です。
そのなかのビタミンB1は糖質の代謝を助ける働きがあり、摂取後の早い段階で疲労感が和らぐ感覚が得られることがあります。
そのため集中力を高める効果も期待できます。
ではビタミンB1だけの摂取を気にすればいいのか?というと答えはNOです。
ビタミンB群はそれぞれが協力しながら働くため、ビタミンB1だけの摂取では十分に効果を発揮しない可能性があります。
またビタミンB1は水に溶ける作用があり、一定量以上の摂取は体外に排出されます。
そのため多く摂取すればいいというわけではなく、適量に摂取することが最も好ましいです。
3.カフェイン
勉強のお供にカフェインを選択している人は比較的多いのではないでしょうか。
カフェインには中枢神経系を刺激して覚醒感を高め、集中力を高める働きがあります。
また睡眠物質のはたらきを妨げ、脳を興奮させることにより集中力を維持させる働きもあります。
ただカフェインには依存性も指摘されており、摂取をやめた後に集中力の低下や不安感の増強などの離脱症状が現れることもあります。
これは摂取量や頻度が多ければ多いほど強くなる可能性があるため、適度な付き合いを心掛けたほうがいいでしょう。
4.チロシン
ここまでに紹介した3つの栄養素より耳馴染みのない人も多いのではないでしょうか。
チロシンは、アミノ酸の一種です。
チロシンを元にして作られる物質に集中力やモチベーション、気分を高める効果があると言われています。
チロシンを摂取することにより、睡眠不足時でも集中力が続いたり、ストレスが和らいだり、注意力が散漫になるのを防いだりする効果が期待できます。
ただ、チロシンによる集中力を高める効果については、まだ十分に確証が得られていません。
効果の実感には個人差もあると考えられ、効果を実感したいあまりに過剰摂取をしないよう、十分に注意しましょう。
集中力upにおすすめの食べ物と飲み物
ここまでは集中力を高める効果が期待できる栄養素や成分について解説してきました。
ここからは実際の食べ物や飲み物のうち、勉強の合間におすすめなものをご紹介していきます。
1.チョコレート
ブドウ糖の摂取に最もおすすめしたいのがチョコレートです。
その中でも特に、カカオ成分が70%以上のものは勉強の最高のパートナーになります。
高カカオのチョコレートは、カカオポリフェノールが豊富に含まれており、その作用により脳を活性化させる働きがあります。
少量のカフェインも含んでいるため、脳の覚醒も促してくれます。
まさしく集中力を高めたい場面で最適の食べ物と言えるでしょう。
やぴぃのおすすめのチョコは森永製菓のカレ・ド・ショコラですっ!
2.バナナ
ブドウ糖の補給にはバナナもおすすめです。
バナナは簡単に皮を剥くことができ、食べようと思った数秒後には口の中に運ばれているような手軽さがウリです。
低GI食品としても知られており、食べても血糖値の変動が緩やかであるためブドウ糖摂取の反動による集中力の低下を防ぐことができるのも嬉しいポイントです。
バナナは朝に食べるほうが血糖値の急上昇が起きにくいって研究結果もあるから、朝活のときにおすすめですっ
3.干し芋
サツマイモは低GI食品としてよく知られている食べ物ですが、調理方法でGIが大きく変動します。
蒸し芋や茹で芋が最も低GI値の状態で食べられるのですが、調理の手間もあるため、手軽に食べられる干し芋がおすすめです。
こちらもブドウ糖を手軽に摂取できるのが利点ですが、バナナにコスパ面でやや劣るため好みに合わせて食べてみてはいかがでしょう。
干し芋はカロリーが高めなので夜の勉強では避けた方がいいですよっ
4.カシューナッツ
カシューナッツにはビタミンB1とチロシンが含まれており、手軽に食べることができる点に優れています。
糖分も少ないため、食べやすさもおすすめポイントの1つです。
カシューナッツ単体よりも、ミックスナッツとして複数のナッツと一緒に食べると、他のビタミンB群や栄養素を十分に摂ることができます。
ただナッツ類は若干価格が高いため、お財布と相談して試してみてはいかがでしょうか。
カシューナッツと一緒に食べるナッツはアーモンドやクルミがおすすめですっ
5.紅茶
カフェインを摂取したいときにコーヒーを選択する人も多いかと思いますが、個人的には紅茶の方がおすすめです。
1杯あたりに含まれているカフェインはコーヒーよりもやや少なく、長時間の勉強でつい口に運ぶ回数が多くなる場合には、カフェインの過剰摂取を抑えることができます。
ただカフェインには利尿作用もあり、飲めば飲むほどトイレが近くなったりするなどデメリットもあるので摂取量には注意してください。
ペットボトル飲料などの糖類が含まれている紅茶は特に飲みすぎに注意してくださいっ
まとめ
勉強を効率良く行ううえで集中力を高く維持することは非常に重要です。
今回紹介した食べ物や飲み物は、即効性に優れ、勉強の合間に摂取することで集中力を高めてくれることでしょう。
ただいずれの栄養素、食品も摂り過ぎには十分に注意してください。
特にブドウ糖やカフェインが含まれているものは、つい多くの量を口にしてしまい、逆効果となってしまう可能性もあります。
合間に口にする食べ物以外にも、その日の体調や普段の食生活も集中力に影響してくるため、なるべく日頃からコンディションを整えて勉強に臨むことを心掛けてみてくださいね。