勉強の効率アップの秘訣?ポモドーロ・テクニックについて

現代社会は、仕事、勉強、趣味など、様々なタスクをこなす必要があり、集中力が求められる場面が非常に多くなっています。
特に、パソコンやスマートフォンなどのデバイスが普及し、情報量も膨大な現代において、集中力を維持することは非常に重要です。

しかし、人間は集中力が40分程度しか持続しないという研究結果もあり、長時間集中を維持することは難しいのが現状です。
資格の勉強をしていても、ふと時計を見たら勉強開始から1時間も経っていなかった、なんて経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、集中力アップに役立つ方法をについて詳しく解説します。

目次

既にご存じの方も少なくないかもしれませんが、ポモドーロ・テクニックは、1980年代にイタリアのFrancesco Cirillo氏によって考案された時間管理術です。
タイマーを使って25分間集中して作業し、5分間休憩を取るというサイクルを4回繰り返した後、30分間の休憩を取るという方法です。

作業や勉強に取り入れているという方が、ポロモードテクニックを紹介している動画が近年ではよく出回るようになってきている印象です。

ポモドーロ・テクニックは、人間の集中力が40分程度しか持続しないという研究結果に基づいており、短い時間で集中力を維持しやすく、効率的に作業を進めることができます。

ポモドーロ・テクニックの効果

ポモドーロ・テクニックの効果は次のようなものが期待できます。

集中力を高める

ポモドーロ・テクニックを用いた学習では、従来の学習方法よりも集中時間が長くなり、作業効率が向上する効果が期待てきます。

学習効率を向上させる

集中力が向上することで、学習効率が向上します。
従来の学習方法よりも短時間で多くのことを学習できることが期待できます。

記憶力を向上させる

ポモドーロ・テクニックは、集中と休憩のサイクルによって、記憶の定着率を高める効果もあります。

疲労感を軽減する

短時間の集中と休憩を繰り返すことで、脳の疲労を軽減し、長時間集中して学習することができます。

モチベーションを維持する

25分という短時間の目標を設定することで、達成感を得やすく、モチベーションを維持しやすくなります。

ポモドーロ・テクニックの実践方法

ポモドーロ・テクニックを実践するには、以下の手順に従います。

STEP
タイマーを用意する

ポモドーロ・テクニックにはタイマーが必須です。タイマーはスマホのものを使用するのが最も手軽かと思われます。

STEP
集中したいタスクを決める

勉強したい科目や、取り組みたい課題など、集中したいタスクを決めます。マルチタスクはNGです。1つに絞りましょう。

STEP
25分間集中して作業する

タイマーを25分にセットし、集中して作業に取り組みます。作業中は、他のことに気を取られないように、集中できる環境を整えましょう。

STEP
5分間の休憩を取る

25分間の作業が終わったら、タイマーを5分にセットし、休憩を取ります。休憩中は、自由に過ごしたり、軽い運動をしたりして、心身をリフレッシュしましょう。
なお、この間にスマホ等のゲームは推奨されません。やってしまえば5分が一瞬にして溶ける体験をすることになります。

STEP
上記4つのサイクルを4回繰り返す

3と4を4セット繰り返します。4セット完了したら、25分間の長めの休憩を取ります。

STEP
長めの休憩を取る

4セット完了したら、25分間の長めの休憩を取ります。休憩中は、好きなことをしたり、気分転換をしたりして、リラックスしましょう。

ポモドーロ・テクニックを活用する際のポイント

ポモドーロ・テクニックを効果的に活用するために、以下のポイントを意識しましょう。

集中できる環境を整える

作業中は、他のことに気を取られないように、集中できる環境を整えましょう。スマホの電源をオフにしたり、静かな場所で作業したりするなどの対策が有効です。
カフェなど、作業する人が多い環境に身を置くことによりモチベーションがアップする人は自宅以外がおすすめです。

具体的な目標を設定する

25分間集中して取り組むタスクを、具体的な目標として設定しましょう。具体的な目標を設定することで、集中力が維持しやすくなります。

例:テキストの〇ページまで学習を進める、問題を△問解く、等

無理のないペースで続ける

最初は、25分間集中することが難しいと感じるかもしれません。無理せず、自分のペースで続けることが大切です。慣れてきたら、徐々に集中時間を延ばしていくようにしましょう。

ポロモード・テクニックは勉強の効率が向上する効果が期待できる一方、人によっては時間管理が難しく感じる場合もあります。

そのため、ポロモード・テクニック以外の集中力を高める方法についても軽く触れてみましょう。
もちろんポロモード・テクニックと併用して作業効率アップを図るのも手段の1つです。

  • カフェインを摂取する:カフェインには、集中力や覚醒力を高める効果があります。ただし、過剰摂取は逆効果となるため、注意が必要です。
  • 適度な運動をする:運動は、脳の血流を促進し、集中力を高める効果があります。
  • 睡眠をしっかりとる:睡眠不足は、集中力や記憶力低下などの原因となります。
  • タスクを分解する:大きなタスクを小さなタスクに分解することで、集中しやすくなります。

集中力は、現代社会において非常に重要な能力です。ポモドーロ・テクニックを試してみるのも良いですが、人によっては合わない場合もあるため、自分に合った方法を見つけることが大切です。

最後にこのようなことを書くのは少し意地悪かもしれませんが、ポロモード・テクニックによる集中力アップの効果には明確な科学的根拠は実はありません。
ただ、世界的にも広く普及しその支持を集めている手法であるため、効果については肯定的な見方をしてもよいと思われます。

25分の作業という時間についても、明確な根拠にやや欠けているため、実際に取り入れるならば自身の集中力が保てる時間に合わせて増減するなど調整してみるのもいいかもしれません。

集中する時間と休憩する時間を適切に管理することは、作業の効率に大きく影響するため、勉強法に悩んでいる人は一度試してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

ケアマネでまんねん運営者
主に問題の作成と解説作成担当。
ケアマネジャー試験の独学による学習をサポートし、みなさんが最短で合格するため、実践問題や一問一答、解説について書いています。

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