この記事の学習優先度は”やや高い”です。

2024年度ケアマネジャー試験では保険医療サービスの知識等の出題に大きな変化がみられました。
しばらく医療系サービスに関する設問は5問で推移していましたが、2024年度試験では6問出題されています。
今後もこの出題傾向が続くと仮定した場合、以前よりも医療系サービスに関する知識は試験上重要となります。
出題率の低い訪問リハビリテーションも、2024年度ケアマネジャー試験に出題されたことによって重要度がUPしたと言えるでしょう。
この記事では、ケアマネジャー試験対策としての訪問リハビリテーションのポイントについて解説していきます。
訪問リハビリテーションの改定内容の出題ポイント
2024年度介護報酬改定では訪問リハビリテーションに大きな改定がありました。
しかし恐らくその多くは、ケアマネジャー試験に出題されることはないと予想されます。
その理由としては、出題傾向に当てはまらない内容の改定が多いためです。
そのためケアマネジャー試験合格だけを目的とするならば、大部分は今覚えなくても良い内容かと思われます。
それを踏まえて、ケアマネジャー試験に特に出題される可能性のあるポイントを3つご紹介します。
みなし指定
2024年度6月から、介護老人保健施設と介護医療院の開設があったときに訪問リハビリテーションの指定があったものとみなされるようになります。
つまり6月から訪問リハビリテーションは、病院、診療所、介護老人保健施設、介護医療院がみなし指定を受けることができるようになります。
またこれにより、介護老人保健施設と介護医療院の開設時に、(介護予防)通所リハビリテーション、(介護予防)訪問リハビリテーション、(介護予防)短期入所療養介護の3つの指定を受けているとみなされるようになります。
みなし指定となった背景としては、訪問リハビリテーションの需要の増加が挙げられます。
需要は右肩上がりで2009年から2019年の10年間で利用者数は約5.7万人から約11.5万人と、およそ2倍に増加しています。
みなし指定は需要増に対応するために、訪問リハビリテーション事業所を拡充する狙いがあります。
訪問リハビリテーション計画と通所リハビリテーション計画
条件付きで、通所リハビリテーションの指定を受けている訪問リハビリテーション事業者が訪問リハビリテーション計画を作成した場合、通所リハビリテーション計画の基準を満たしているとみなされるようになります。
そのため訪問リハビリテーション計画と通所リハビリテーション計画は、実質的に1つのリハビリテーション計画とすることができるようになるということになります。
条件は恐らく試験に出題されないか、されたとしても直感で解答できる内容であるため記載は省いています。
短期集中リハビリテーション実施加算の新設
対象者:医師が認知症と診断した者で、リハビリテーションを行えば生活機能が改善すると見込まれる者
条件:医師又は医師の指示を受けたPT、OT、STが退院日または訪問開始日から3ヶ月以内の期間に、リハビリテーションを集中的に行う
週あたりの算定限度:1週間あたり2日が限度
加算に関する選択肢はここ3年、出題が少ない傾向にあります。そのため余裕があれば覚えておきましょう。
まとめ
ここまで訪問リハビリテーションの2024年度6月の改訂内容のうち、ケアマネジャー試験に出題される可能性のあるポイントについて解説しました。
特にみなし指定に関しては、かなり試験に出題しやすい内容であるため必ず覚えておいたほうがいいポイントです。
訪問リハビリテーションの需要は年々増しており、その供給の重要度も増しています。
2024年度試験では医療系サービスの設問が6問となったことから、訪問リハビリテーションに関する設問が出題される可能性も上がっており、過去問以外でもしっかりと勉強を進めておくことが重要です。
皆様のケアマネジャー試験合格を祈願しております。