介護医療院について〇か×で答えなさい。
問1 介護医療院のⅡ型療養床は、主として長期にわたり療養が必要ある者で、重篤な身体疾患を有する者および身体合併症を有する認知症高齢者が主な利用者である
これはⅠ型療養床の説明で、Ⅱ型療養床の利用者はⅠ型療養床以外の者とされています。
問2 介護医療院の療養室の定員は4人以下である
これは介護老人保健施設と同様であるためまとめて覚えておきましょう。
問3 Ⅰ型療養床では看護師は入所者6人に対し1人配置する
介護医療院ではⅠ型、Ⅱ型でも入所者6人に対し1人配置します。
問4 療養室が多少室の場合、入所者同士の空間はカーテンのみで仕切ればよい
プライバシーに配慮するため家具やパーテーション、カーテンを組み合わせて室内を区分しなければなりません。
カーテンだけはNGとなっています。
問5 介護医療院の管理者は介護支援専門員に施設サービス計画の作成を担当させる
介護医療院に限らず、施設サービスでは介護支援専門員が施設サービスを作成します。
問6 介護医療院の医師は、入所者の病状が介護医療院で対応が困難であると認めた場合は協力病院などに入院のための措置を講じなければならない
設問の内容通りです。
問7 介護医療院のサービス担当者会議はテレビ電話を活用して行うことができる
ただし入所者やその家族が参加する場合は、入所者と家族の同意を得る必要があります。
問8 介護医療院では災害などのやむを得ない事情がある場合でも入所定員を超えて入所させてはならない
介護医療院に限らず、やむを得ない事情(被災、介護者からの虐待など)がある場合、ほとんどの施設では入所定員を超えて入所させることは可能です。
問9 介護医療院に入所できるのは要介護1以上の認定を受けた第1号および第2号被保険者である
なお、要支援者はどのような場合でも原則入所できません
問10 介護医療院は医療法上の医療提供施設に該当する
設問の通りです。
なお介護老人保健施設も医療法上の医療提供施設に該当します。
問11 介護医療院の入所者1人当たりの療養室の床面積は5m²以上でなければならない
令和5年のケアマネ試験にも出題された内容です。
入所者1人当たりの療養室の床面積は8m²以上とされています。
介護医療院についてのケアマネジャー試験対策
介護医療院は近年では出題頻度が高く、保健医療サービスの知識等の超重要ポイントの1つです。
令和に入ってからケアマネ試験では5回出題されており、令和6年度第27回試験でも出題がありました。
今後も頻出が続くことが予想されるため、重点的に学習を行っていくことをオススメします。
出題難易度はやや難しい傾向にあり、療養室の床面積が入所者1人当たりどの程度必要なのか、全国に介護医療院がいくつあるかなどといった覚えにくい内容を問われたこともあります。
ただ、運営基準、加算などは介護老人福祉施設と内容が被っている点もあり、これらが問われる場合は正誤判定が比較的しやすい選択肢である場合が多いです。
そのため、学習が進んで余裕がある場合は人員基準や設備基準、Ⅰ型とⅡ型の違いなどを重点的に学習することがオススメです。