問題47ソーシャルワークに関する記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。
( ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 福祉サービスの知識等 問題47)
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正解 4,5
家族からサービスの利用を取り止めたいとの連絡があったときは、すぐに中止の手続きをする。
1:× まずは理由を尋ねることが重要です。また、利用者に意思確認ができる場合には利用中止の手続きをする前に本人がどう思っているか把握することも必要です。
認知症のクライエントは自分で判断することが困難であるため、専ら家族の判断を仰ぐ。
2:× 認知症のクライエントであっても、必ずクライエントの判断を尊重しなければなりません。意志を表明することができない状態である場合には、「クライエント本人ならどうするか」といった視点で家族の判断を仰ぐこととなります。
同居家族がいるクライエントからの訪問介護サービスの利用希望に対しては、まず家族による支援を受けるよう指導する。
3:× ケースバイケースですが、家族とクライエントの関係性が悪化している場合や、家族の介護力が期待できない場合などは必ずしも家族による支援を受けるよう指導するのは正解とは限りません。
ただ、訪問介護のうち生活援助中心のサービスは同居家族がいると利用できない場合もあるため、そういった説明も必要です。
家族との関係が悪化しているクライエントに対しては、家族関係の調整を継続的に行う。
4:〇 設問通りです。家族との関係が悪化している場合、そのままではクライエントの援助や生活に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため家族関係の調節を継続的に行うことが望ましいです。
家族の過重な介護負担を軽減するために、必要な介護サービスを有効に活用する。
5:〇 設問通りです。家族のレスパイトケアは、クライエントの居宅での生活を長く継続するためには不可欠です。そのため必要な介護サービスを有効に活用することが望ましいです。