無料でできるケアマネジャー試験対策問題 要介護認定②

次の問いに答えなさい。
なお文中の「市町村」は、「市町村および特別区」の意味となります。


問19 介護保険における特定疾病に該当するものはどれか。3つ選べ。

1. 進行性筋ジストロフィー

2. 初老期における認知症

3. 筋萎縮性側索硬化症

4. 潰瘍性大腸炎

5. 慢性気管支炎

解答
正解 2,3,5

1、4:× 進行性筋ジストロフィーと潰瘍性大腸炎は指定難病ではありますが特定疾病には含まれていません。

2:〇 認知症は初老期(40歳~64歳)のものであることが特定疾病の条件です。認知症の種類(アルツハイマー型認知症やピック病など)は問いません。

3:〇 設問通りです。

5:〇 慢性閉塞性肺疾患(COPD)が特定疾病に含まれますが、慢性閉塞性肺疾患とは一般的に肺気腫と慢性気管支炎の2つ疾病の総称です。
ケアマネ試験対策テキストによっては気管支喘息をCOPDに含めていたものがありましたが、COPDと気管支喘息は別物です。


問20 要介護・要支援認定について正しいものはどれか。2つ選べ。

1. 地域包括支援センターの職員は新規の認定調査を行うことができる。

2. 居宅介護支援事業所の主任介護支援専門員は新規の認定調査を行うことができる。

3. 指定市町村事務受託法人は更新認定に係る調査を行うことができる。

4. 地域密着型介護老人福祉施設は更新認定に係る調査を行うことができる。

5. 市町村職員が認定の調査を行う場合には、職員は介護支援専門員の資格有した者でなければならない。

解答
正解 3,4

1,2:× 新規の認定調査を行うことができるのは市町村職員または委託を受けた指定市町村事務受託法人だけです。

3:〇 指定市町村事務受託法人は市町村から委託を受けた場合、新規の認定調査を行うことができますが、更新認定に係る調査も行うことができます。

4:〇 更新認定の調査を行うことができるのは以下の通りです。

  • 市町村職員
  • 指定市町村事務受託法人
  • 地域包括支援センター
  • 指定居宅介護支援事業者
  • 地域密着型介護老人福祉施設
  • 介護保険施設(介護医療院、介護老人保健施設、介護老人福祉施設)
  • 介護支援専門員

5:×認定調査を行う市町村職員は、「要介護認定調査員研修を受けて認定調査員として都道府県に登録された者」が行うことができます。

実態としては、介護支援専門員のほか、介護福祉士や理学療法士、作業療法士、看護師などの資格が求められる場合が多いですが、介護支援専門員でなければならないということはありません。
余談ですが、市町村職員は正規職員でなくても(アルバイトでも)可です。


問21 認定調査票の基本調査項目に含まれる項目について正しいものはどれか。3つ選べ。

1. 徘徊は含まれる。

2. 集団への不適応は含まれる。

3. 買い物は含まれる。

4. 主治医の意見は含まれる。

5. 家族等の状況は含まれる。

解答
正解 1,2,3

1:〇 徘徊は基本調査項目のうち、認知機能に関する項目に含まれます。

2:〇 集団への不適応は基本調査項目のうち、社会生活への適応に関連する項目に含まれます。

3:〇 買い物は基本調査項目のうち、社会生活への適応に関する項目に含まれます。

4、5:× どちらも基本調査項目には含まれていません。主治医意見書の項目や課題分析標準項目とそれぞれ見比べて覚えておきましょう。


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