介護保険法について〇か×で答えなさい。
問1 介護保険法第1条に「国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図る」の文言は含まれる
問2 介護保険法第1条に「必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行う」の文言は含まれる
問3 介護保険法第2条に「国民は、共同連帯の理念に基づき、介護保険事業に要する費用を公平に負担する」の文言は含まれる
「国民は、共同連帯の理念に基づき、介護保険事業に要する費用を公平に負担する」は第4条の文言です。
問4 介護保険の保険者とは都道府県、特別区および市町村を指す
介護保険法第3条によると介護保険における保険者は市町村および特別区です。
都道府県は含まれません。
問5 介護保険の保険者は介護保険に関する収入および支出について、条例で定めるところにより、特別会計を設けなければならない
介護保険法第3条によると介護保険に関する収入および支出については「政令」で定められています。
※要チェック 政令は内閣府が制定する命令です。条例は地方公共団体(都道府県や市町村)が制定します。
問6 介護保険法第5条によると市町村および特別区は、介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならない
介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならないのは都道府県です。
問7 介護保険法第4条に「被保険者が要介護状態となった場合においても、可能な限り、その居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない」の文言は含まれる
上記は介護保険法第2条の4の文言です。
問8 介護保険法第5条によると「国及び地方公共団体は共生する地域社会の実現に資するよう努めなければならない」とされている
問9 介護保険法第5条の2(認知症に関する施策の総合的な推進等)によると、国および地方公共団体は認知症に関する知識の普及および啓発に努めなければならないとされている
問10 医療保険者は、介護保険事業が健全かつ円滑に行われるように協力しなければならない
介護保険法第6条(医療保険者の協力)で定められています。
介護保険法の試験対策
介護保険法第1条から第5条は、ケアマネジャー試験では介護保険分野において非常に高頻度で出題されています。
令和6年度第27回試験では第5条の国および地方公共団体の責務が出題されており、今後も高い頻度で出題されることが予想されます。
そのため丸暗記とまではいかずとも、要点(例えば介護保険法第1条は目的で第4条は国民の努力義務について定められている、など)を覚えておけば試験に簡易的に対策ができます。
過去の試験では第1条、第2条に含まれている文言や内容を問う問題や、国および地方自治体の責務を問う問題などが出題されており、特に介護保険法第1条から第5条までは力を入れて記憶することをオススメします。