問題50介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和6年度(第27回) 福祉サービスの知識等 問題50)
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正解 2,3,5
指定訪問介護事業所の管理者は、介護福祉士でなければならない。
1:× 訪問介護の管理者は、特段の資格要件がありません。
サービス提供責任者は、利用者のサービスに関する意向を定期的に把握する者とする。
2:〇 訪問介護事業所でケアマネとやり取りを行う人は、サービス提供責任者です。利用者のサービスに関する意向を定期的に把握し、訪問介護員にそれを伝えお仕事をしてもらいます。
指定訪問介護事業者は、サービス提供中に事故が発生した場合は、市町村、利用者の家族、担当の居宅介護支援事業者等に連絡を行わなければならない。
3:〇 サービス中に事故が発生した場合は、訪問介護に限らずこのような対応を行わなければなりません。また事故の記録も行わなければなりません。
居宅サービス計画にないサービスでも、利用者の要望があった場合には、訪問介護員は直ちに提供しなければならない。
4:× 訪問介護では、居宅サービス計画に位置付けられたサービス以外は行うことができません。例えば、生活援助による掃除が居宅サービス計画に位置付けられていないのにもかかわらず、利用者が「今日は床が汚れてしまったから掃除してほしい。」と希望してもできないことになります。
居宅でケアマネとして働く場合、訪問介護に関しては予め利用者に正確に情報を伝えておかなければトラブルの原因となるため、必ず覚えて説明できるようにしましょう。
指定訪問介護事業者は、定期的に業務継続計画の見直しを行い、必要に応じて業務継続計画の変更を行うものとする。
5:〇 業務継続計画とはBCPのことです。2024年4月からすべての介護サービス事業者に策定の義務が課せられ、定期的に業務継続計画の見直しを行い、必要に応じて業務継続計画の変更を行うものとされました。
BCPには聞き馴染みのない人もいるかもしれませんが、簡単に説明すると災害時や感染症の大規模な流行が発生した場合に業務が長く中断されないようにするための計画のようなものです。