令和6年(第27回)ケアマネ過去問 保健医療分野の問32

問題32栄養と食事について適切なものはどれか。3つ選べ。






( ケアマネジャー試験 令和6年度(第27回) 保健医療サービスの知識等 問題32)
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正解 1,3,5

体重測定は、栄養状態を把握するために有用である。

1:〇 体重測定を行うことにより、より正確に近いBMI値を求めることができるようになります。BMI値は栄養状態を知るための指標にもなります。

低栄養状態を予防するためには、摂取するエネルギー量を減らす。

2:× 低栄養状態を予防するためには、摂取エネルギーを増加させたりタンパク質の摂取を増加させたりすることがおすすめです。

水を飲んでむせる場合は、汁物やお茶に適度なとろみをつけることも一つの方法である。

3:〇 水分にとろみをつけることにより、誤嚥を防ぐことができます。そのためむせがひどい人に対しては、1つの方法として行われることがあります。

スプーンはできるだけ深く大きいものとし、1回量を多くすることで食事の所要時間を短くする。

4:× 高齢者で食事介助が必要な人に対して、という意味合いの選択肢かと思われます。食事介助が必要となっている人では、スプーンの形が浅く小さいものにし、1回量を少なくすることで誤嚥を予防することができます。また、スプーンの形が浅いと唇の動きが弱くなった人も食べ物を口に運びやすくなるといった利点があります。

配食サービスは、栄養改善の目的だけでなく、一人暮らし高齢者の見守りとしても活用できる。

5:〇 配食サービスには対面での受け渡し以外行っていないものもあり、それらは見守りサービスも付帯しています。玄関先にお弁当を置いておくだけのサービスもあるため、配食サービスが見守りとしての機能を有するかは事前に調査が必要となります。用途に応じて利用者に紹介しましょう。

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