問題31次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和6年度(第27回) 保健医療サービスの知識等 問題31)
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正解 1,3,5
入院中から退院後の生活に向けた準備を進めることが望ましい。
1:〇 例えば福祉用具貸与や特定福祉用具購入、住宅改修などは、利用者が退院の目途が立った時点で準備を進めることが多いです。
またケアマネは退院後すぐにサービスを利用できるよう関係者と連携・調節を行っておくことが望ましいです。
退院前カンファレンスには、利用者・家族は出席できない。
2:× 退院前カンファは、利用者や家族を交えて退院後の在宅生活での注意点や連絡事項を共有する場です。
介護支援専門員には、退院前カンファレンスにおいて、病院関係者と在宅支援の関係者の橋渡し役になることが求められる。
3:〇 退院前カンファは、病院側のMSWが主導で行います。退院前カンファでの確認事項や注意点は、在宅支援の関係者にも共有できるよう橋渡し役になることが求められます。
介護支援専門員は、常に医学的立場に立って治療法について助言すべきである。
4:× 介護支援専門員は医学的立場の職種ではありません。たとえ基礎職が医療職であっても、医学的立場から治療法について口を出してしまうと関係者の仕事がしづらくことも考えられるため、積極的に口を出すのは控えたほうが無難です。
退院後の利用者を担当する介護支援専門員は、退院後の状況を入院していた病院に報告することが望ましい。
5:〇 望ましい行動ですが、その報告を必要としていない病院も少なくないのが現実です。退院前の病院側とのやり取りで利用者の退院後の経過報告が必要か確認をしておきましょう。