令和6年(第27回)ケアマネ過去問 介護支援分野の問24

問題24Aさん(80歳、女性、要介護2、認知機能は低下していない)は、長男と二人暮らしで、通所介護を利用している。その通所介護事業所の職員から、入浴時にAさんの体に直径3cmくらいのあざが数か所あることを見つけ、Aさんが「長男に怒鳴られて、叩かれた」と話していたことについて相談があった。高齢者虐待防止法を踏まえた介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。






( ケアマネジャー試験 令和6年度(第27回) 介護支援分野 問題24)
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正解 2,4

一時的なものと考え、しばらく様子を見ることにする。

1:× 高齢者虐待防止法を踏まえた行動としては不適切です。養護者による虐待があったと知り得た場合には直ちに市町村に通報しなければなりません。

速やかに市町村に通報する。

2:〇 選択肢1の解説と同様です。

直ちにAさんが長期間養護を受けるために必要となる居室を確保するための措置を決める。

3:× 緊急避難的な意味合いでの施設入所が必要なレベルの虐待との判断は、この時点ではできません。そのため長期養護を受けるために必要な居室を確保は早計です。

長男がいない場で、Aさんと今後の介護サービスや対応について話をする機会を設ける。

4:〇 長男がいる場ではAさんは本当のことを言えない可能性もあるため、こうした機会を設けることも重要です。

長男に対し、なぜ怒鳴ったり叩いたりしたのかを厳しく問いただす。

5:× 「なぜうちの事情も知らない人間に告げ口するようなことをしたんだ」と、虐待が深刻化する恐れもあるためこの行動は基本的にNGです。

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