問題9介護保険財政について正しいものはどれか。3つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 介護支援分野 問題9)
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正解 2,4,5
国は、介護給付及び予防給付に要する費用の30%を負担する。
1:× 介護給付費は公費50%と保険料50%で構成されています。公費50%のうち、国が負担するのは、居宅給付費で20%、施設等給付費で15%です。これに調整交付金の5%が加わるため、国の合計負担は居宅給付費で25%、施設等給付費で20%です。
国は、介護保険の財政の調整を行うため、市町村に対して調整交付金を交付する。
2:〇 設問通りです。市町村の財政力に応じて調整交付金が交付されます。
都道府県は、介護保険事業に要する費用に充てるため、保険料を徴収しなければならない。
3:× 介護保険料の徴収を行うのは、第1号被保険者の場合市町村、第2号被保険者の場合は医療保険者です。
地域支援事業支援交付金は、社会保険診療報酬支払基金が医療保険者から徴収する納付金をもって充てる。
4:〇 設問通りです。第2号被保険者から徴収した介護保険料を、医療保険者は、社会保険診療報酬支払基金に対して介護給付費と地域支援事業支援納付金として納付します。
第1号被保険者の保険料の賦課期日は、当該年度の初日である。
5:〇 設問通りです。賦課期日(ふかきじつ)とは、税金を課税する基準日のことです。つまり介護保険料第1号被保険者は年度初日が基準日となります。ただし、年度の途中で第1号被保険者となった場合は、誕生日の前日が賦課期日となります。注意してください。