問題46面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 福祉サービスの知識等 問題46)
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正解 2,3,5
イラストや写真などの表現方法の利用は、クライエントを混乱させるので控える。
1:× イラストや写真などの表現方法は、文章よりも視覚的に分かりやすくクライエントの理解を早める場合もあるため、控えることはありません。
直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することをいう。
2:〇 設問通りです。直面化はクライエントが自覚していなかった問題点の自覚を促す刺激となり得ますが、実際のところ難しい技法で、使いどころを誤るとクライエントの被害感を強めたり、自己否定に陥る場合があります。
援助者は、クライエントの主訴の把握に当たっては、言語的な手段だけでなく、非言語的な手段も用いることが望ましい。
3:〇 設問通りです。身振り手振りや表情、リアクションなども取り入れコミュニケーションを図っていきます。
共感とは、クライエントの言動に対して、援助者自身の過去の重要な人との関係を投影することをいう。
4:× 共感とは、クライエントの考えや意見、感情に援助者もその通りであると感じ、その意思を示すことです。
選択肢の「クライエントの言動に対して、援助者自身の過去の重要な人との関係を投影すること」を転移といいます。
5 クローズドクエスチョンは、明確な回答を得たいときに用いる。
5:〇 設問通りです。クローズドクエスチョンはクライエントからより明確な答えを聞き出したいときに用います。オープンクエスチョンと織り交ぜながらコミュニケーションを行っていくことが効果的です。