問題27高齢者の精神障害について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 保健医療サービスの知識等 問題27)
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正解 3,5
老年期うつ病では、妄想の症状が発現することはない。
1:× 高齢者のうつ病では、様々な要因が組み合わさり症状が多様となりやすく、妄想の症状も現れやすいです。
老年期うつ病では、自死を図ることはない。
2:× 高齢者のうつ病は自死を図ることが多く、注意が必要となります。前世代の自殺のうち、60代以上の自殺が占める割合は4割程度だと言われています。
高齢者の妄想性障害への対応では、共感が大切な要素である。
3:〇 設問通りです。高齢者は様々な要因により自信を失っていることも多く、妄想を拒絶することなく共感する姿勢が大切です。
神経症は、病気ではなく、気のもちようである。
4:× 神経症は一般にストレスが原因で発症する心の病気です。
アルコール依存症のケアには、自助グループなどの地域の社会資源の活用も有用である。
5:〇 設問通りです。アルコール依存症は、1人で治療を行うのは苦労することも多いとされ、同じ依存症を抱える仲間を作るなどもケアに有効です。