第25回ケアマネ過去問 介護支援分野の問24

問題24Aさん(80歳、女性、要介護2)は、長女(50歳、障害支援区分3)との二人暮らしである。Aさんは、変形性股関節症の悪化に伴い、自宅の浴槽で入浴することが難しくなり、通所介護での入浴を希望している。しかし、長女はAさんの姿が見えなくなると不穏になるので、「長女を一人にするのが不安だ」とAさんから介護支援専門員に相談があった。この時点における介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。






( ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 介護支援分野 問題24)
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正解 1,3,5

この問題のポイントは次のとおりです。
・Aさんと長女の2人暮らし
・Aさんは自宅の浴槽での入浴が難しくなり、通所介護での入浴を希望
・長女は障害者で、Aさんが見えなくなると不穏となる

Aさんの要望に沿った行動を、介護支援専門員は行う必要があります。

4 Aさんがすぐに入所できる特別養護老人ホームを探す。


選択肢4のように、利用者が施設入所を望んでいないにも関わらず入所先として特別養護老人ホームを探す行動は、Aさんの要望に沿っていません。

2 浴室の改修のため、直ちに施工業者を訪問させる。

選択肢2のように住宅改修を行うのも1つの手段ではありますが、改修完了までの期間、自宅の浴槽での入浴ができないため問題はすぐに解決できません。

1 Aさんと長女の同意を得て、長女を担当する相談支援専門員に現状を伝える。

3 Aさんと長女が一緒に通所利用できる共生型サービス事業所の情報を収集する。

5 Aさんの変形性股関節症の症状の改善の可能性について、本人の同意を得て主治医に意見を求める。

また、Aさんの要望を聞かずいきなり改修業者を訪問させるのは、介護支援専門員の行動として不適切です。
よって正答は1、3、5のような情報収集をまずは行うことが望ましいといえます。

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