問題60成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和3年度(第24回) 福祉サービスの知識等 問題60)
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正解 1,3,5
親族も成年後見人になることができる。
1:〇 設問通りです。弁護士、司法書士、社会福祉士など法律や福祉の専門家、親族の他に地域の市民、また複数人や法人などが成年後見人になることができます。
市町村長は、四親等内の親族がいる場合には、後見開始の審判の請求をすることはできない。
2:× 本人の福祉を図るために特に必要と認められる場合には、四親等内の親族がいる場合でも後見開始の審判の請求をすることができます。
その理念の一つとして、成年被後見人等の自発的意思の尊重がある。
3:〇 設問通りです。
成年後見人は、家庭裁判所の許可を得ずに、成年被後見人の居住用不動産を処分することができる。
4:× 成年被後見人の居住用不動産の処分、成年後見人と被後見人との利益相反関係にある事象、成年後見人への報酬の付与に関しては家庭裁判所の許可が必要です。
後見開始の審判は、本人も請求することができる。
5:〇 設問通りです。被後見人やその配偶者、任意後見の受任者などの申立人となることができる人の申し立てに基づいて後見開始の審判を行います。