問題38高齢者の病状・病態について適切なものはどれか。3つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和3年度(第24回) 保健医療サービスの知識等 問題38)
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正解 1,4,5
喘息や心不全による呼吸困難では、起座呼吸で症状が楽になることが多い。
1:〇 設問通りです。喘息や心不全では仰向けで寝ていたりすると呼吸が苦しくなることがあり、その際に起坐位を取らせると症状が軽減します。
心筋梗塞の症状には、必ず強い胸痛がみられる。
2:× 心筋梗塞の症状として一般的なのが、突然の前胸部を締め付けられるような痛みや圧迫感ですが、特に高齢者では必ずしも現れるわけではなく、それが原因で発見が遅れることがあります。
脚の骨折で多い部位は、骨幹部(骨の中央)である。
3:× 高齢者の下肢の骨折で最も多いのは大腿部頸部骨折です。骨幹部骨折は高齢者にはあまり見られません。
寝たきりの高齢者は、吐いたものが気管や肺に入り、誤嚥性肺炎を起こすことがある。
4:〇 設問通りです。寝たきりの高齢者は、嚥下機能が低下している場合も多く、誤嚥しないように食事の際には体位に注意しなければなりません。
急激に浮腫が出現した場合には、心不全の増悪なども考えられる。
5:〇 設問通りです。浮腫の原因は様々ですが、発生が急激である場合は心不全が原因の可能性もあります。