問題39感染症の予防について適切なものはどれか。3つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和2年度(第23回) 保健医療サービスの知識等 問題39)
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正解 1,2,4
標準予防策(スタンダード・プリコーション)とは、感染症の有無にかかわらず、すべての人に実施する感染予防対策である。
1:〇 設問通りです。スタンダード・プリコーションとは、すべての人が感染源となりうると考え感染予防対策を講じることをいいます。
感染症を予防するためには、感染源の排除、感染経路の遮断、宿主の抵抗力の向上が重要である。
2:〇 設問通りです。感染の予防には、
①感染源の排除
②感染経路の遮断
③宿主の抵抗力の向上
の3つが重要となります。
手袋を使用すれば、使用後の手指衛生は必要ない。
3:× 手袋を使用していたとしても使用後の手指の衛生管理は必要となります。これは手袋の着脱時に手指が汚染される可能性があるためです。
インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染である。
4:〇 設問通りです。主に飛沫感染で感染します。
肺炎球菌ワクチンを接種すれば、すべての肺炎を予防できる。
5:× 肺炎球菌が原因で発症する肺炎への予防効果はありますが、例えば間質性肺炎や結核性肺炎などは予防することはできません。