令和2年(第23回)ケアマネ過去問 介護支援分野の問25

問題25Aさん(80歳、女性、要介護2)は、長女(51歳)、長女の夫(50歳)、孫(17歳、女性、高校生)と同居しており、通所介護を週3回利用している。長女及び長女の夫はフルタイムで働いており、平日は孫が介護を担っている。長女から、「最近娘の学校の成績が下がってきたが、介護が負担なのではないか」との相談を受けた。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。






( ケアマネジャー試験 令和2年度(第23回) 介護支援分野 問題25)
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正解 2,3,5

長女に対し、仕事を辞めて介護や家事に専念すべきであると説得する。

1:× 長女の都合、家庭環境、経済状況などを考慮しない行動であり、介護支援専門員の立場として行うのは不適切です。

家族と介護支援専門員で、家事や介護の家庭内での分担及び介護サービス利用の見直しについて話し合う場を設ける。

2:〇 設問通りです。孫の介護負担が重くなっていることも考えられるため、負担の分担や介護サービス見直しによるレスパイトを取り入れたりするために話し合いの場を設けることは適切です。

長女及び長女の夫に勤務先の介護に関する支援制度を確認するよう依頼する。

3:〇 設問通りです。

孫のため、直ちにAさんの短期入所生活介護の手配をする。

4:× 短期入所生活介護を利用するのも1つの手段ですが、それ以外にも適切なサービスがないか判断しなければなりません。そのため直ちに手配するのは適切であるとはいえません。

孫の話を傾聴し、必要に応じて若年介護者(ヤングケアラー)としての悩みを持つ者同士の懇談会などに関する情報を提供する。

5:〇 必ずしも孫が懇親会への参加を必要としているとは限りませんが、孫の抱えている悩みなどを傾聴し、ニーズに当てはまるならばこういった懇親会に関する情報の提供をするのも適切な行動の1つです。

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