問題29皮膚疾患について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和元年度(第22回再試験) 保健医療サービスの知識等 問題29)
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正解 2、5
薬疹は、長期間服用している薬剤により生じることはない。
1:× 薬疹は長期的に服用している薬でも起こり得ます。ただ、新しく飲む薬で起こる薬疹よりも遅れて現れやすい傾向があると言われています。
寝たきりで関節拘縮のある場合には、特定の部位に圧力が集中して褥瘡が生じやすいので、体圧分散寝具を使用するのがよい。
2:○ 設問通りです。体重が限られた部位に掛かっているとその部位に褥瘡が生じやすいため、体圧分散寝具を使用するのが効果的です。
皮脂欠乏症では、患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルを使ってよく洗う。
3:× 皮脂欠乏症ではナイロンタオルなどでよく洗ってしまうと、かえって皮脂が過剰に除去されてしまい症状が悪化することがあります。
白癬は家族内で感染することはまれであるため、爪切りやスリッパなどは共用しても差し支えない。
4:× 白癬は爪切りやスリッパ、バスマットの共用などで家庭内感染しやすいです。
脂漏性湿疹では、患部を清潔に保つほか、抗真菌薬などを使用する。
5:○ 設問通りです。脂漏性皮膚炎(湿疹)の原因の1つに真菌があるため、抗真菌薬を治療に使用することは多くあります。