問題25Aさん(80歳、女性、変形性膝関節症、要介護1)は、週2回介護保険の訪問介護で買い物と掃除を利用し、一人暮らしをしていたが、息子が来月から同居することになった。Aさんは、「息子は精神的に弱い面があり、仕事をしながら私の世をするのは無理だ。」と言って、現在利用している訪問介護の継続を希望している。介護支援専門員の当面の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
( ケアマネジャー試験 平成30年度(第21回) 介護支援分野 問題25)
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正解 3,5
一人暮らしではなくなるため、訪問介護の対象外となることをAさんに伝える。
1:× 訪問介護は原則として同居家族がいる場合は利用できませんが、息子は仕事をしているとのことなので、不在の間は訪問介護を利用できる可能性があります。そのため訪問介護を利用できないと断定するのは不適切です。
訪問介護が受けられなくなっても自分でできるように、住宅改修を提案する。
2:× 訪問介護が利用できないと決まったわけではないため、住宅改修を勧めるのも早計です。
息子に対して、Aさんに必要な援助ができる状況かを確認する。
3:〇 設問通りです。まずは息子にAさんの介護についてどの範囲で行うことができるかなど確認を行ったうえで介護サービスの利用を検討します。
Aさんの希望通り、同居後も今までのサービスを継続することを約束する。
4:× 無責任です。
改めてアセスメントを行う必要があることをAさんに伝える。
5:〇 Aさんの生活環境が大きく変わるため、改めてアセスメントを行うことが望ましいです。