平成29年(第20回)ケアマネ過去問 保健医療分野の問41

問題41高齢者の疾患について、より適切なものはどれか。3つ選べ。






( ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 保健医療サービスの知識等 問題41)
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正解 1,4,5

症状は、しばしば非定型的である。

1:〇 設問通りです。高齢者の疾患は様々な要因が重なり多様な症状を呈すこともあります。

複数の疾患を有することが多いため、積極的に多くの薬剤を併用する。

2:× 精神的な要因であったり生活環境が起因となっていることもあるため、薬剤による解決だけでなくこれらを見直すことも重要です。また複数の薬剤が使用されている状態はポリファーマシーといい、健康上のリスクが引き起こされる可能性もあります。

環境の変化により、病状が変動することはない。

3:× 生活環境の変化は、高齢者の病状に影響を与える可能性があることには留意しなければなりません。

老年症候群には、認知症、うつなど精神疾患・精神症状も含まれる。

4:〇 設問通りです。老年期症候群とは高齢者によく見られる加齢が起因となって生じる症状や徴候のことをいいます。例えば、関節の痛み、手足の痺れ、めまい、耳鳴りなどもこれにあたります。

高齢者のQOLや予後は、療整環境、家庭や地域社会の対応などの社会的要因によって影響される。

5:〇 設問通りです。高齢者のQOLは社会的要因の影響を受けやすいと言われており、時として抑うつやせん妄、認知機能低下などの大きな原因ともなります。

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