問題37在宅酸素療法について正しいものはどれか。2つ選べ。
( ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 保健医療サービスの知識等 問題37)
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正解 4,5
酸素ボンベの使用に慣れれば、医師の指示がなくても、酸素吸入量は自由に設定してよい。
1:× 酸素吸入量は絶対に医師の指示のもと設定をしなければなりません。呼吸停止などを招く恐れがあります。
酸素消費量が多くなるため、入浴は行わない。
2:× 在宅酸素療法(HOT)を行っている場合、入浴で酸素消費量が多くなることは事実ですが入浴を行わないのは誤りです。入浴時には体力も消耗するため、15分以上の入浴を避ける、40℃前後のお湯に浸かる、浴室と脱衣所の気温差を小さくするなどの工夫が必要となります。
電磁調理器の使用時には、酸素吸入は行わない。
3:× 電磁調理器の使用時には、酸素吸入を行ってもリスクはありません。火気厳禁であることには注意が必要です。
鼻腔カニューレの使用中であっても、食事や会話が可能である。
4:〇 鼻腔カニューレの使用は、口が塞がれていないため食事や会話は可能となります。
呼吸同調型酸素供給装置を使用することで、酸素ボンベの消費を減らすことができる。
5:〇 設問通りです。呼吸同調形酸素供給装置とは、簡単に解説すると患者の呼吸を感知して酸素を供給する機器のことです。