問題33感染予防について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
( ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 保健医療サービスの知識等 問題33)
訂正依頼・問題報告はこちら
解答をみる
正解 1,3,5
標準予防策( スタンダード・プリコーション )の基本は、人の体液や排泄物のすべてに感染性があるものとして取り扱うことである。
1:〇 設問通りです。新型コロナウイルス感染症が5類感染症となっても依然として病院や介護施設で感染対策が採られているのは、標準予防策が以前よりも一般的になってきた証拠ですので「いつまでやってるんだ」と言わないであげてください。
ノロウィルス感染者の嘔吐物処理に際しては、汚染した場所をアルコール綿で拭き取ればよい。
2:× ノロウィルス感染者の吐瀉物等の処理にアルコールは効果が低い、または効果がないと言われていましたが、近年では若干有効であるといった意見もあります。ただノロウイルスの消毒に主に用いられる次亜塩素酸ナトリウムほど効果はないと言われています。
水痘.麻疹、風疹及びB型肝炎は、ワクチンで予防可能な感染症である。
3:〇 設問通りです。
咳エチケットは、インフルエンザと診断されたときから心がければよい。
4:× 咳エチケットは標準予防策の観点から感染症の診断がない場合でも極力配慮すべきです。
高齢者を対象とする肺炎球菌ワクチンは、定期接種となっている。
5:〇 設問通りです。高齢者の肺炎球菌ワクチンは5年ごとに定期接種を受けることが推奨されています。毎年ではないため注意しましょう。