平成29年(第20回)ケアマネ過去問 介護支援分野の問2

問題2介護保険の保険給付について正しいものはどれか。2つ選べ。






( ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 介護支援分野 問題2)
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正解 3,5

制度創設後12年間で、年度別給付費の額は第1号被保険者数の伸びと同じ率で増加している。

1:× 第1号被保険者でも介護保険のサービスを使わない人もいれば、ものすごくサービスを使う人もいます。年度別給費の金額が第1号被保険者の伸びと同じ率で増加することはありません。

ちなみに令和4年度時点での年度別給付費の金額はおよそ10兆9080億31万円です。
第1号被保険者の数は令和4年度時点でおよそ1405万人とされています。

制度創設以降介護給付の種類は変更されていない。

2:× 介護給付の種類とは、介護給付・予防給付・市町村特別給付のことをいいます。

介護保険制度創設時には無かった看護小規模多機能型居宅介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護、介護医療院など新たなサービスが創設されており、今後も時代のニーズに合わせて変更されていくことでしょう。

第1号被保険者一人当たり給付費の額には、都道府県によって差が生じている。

3:〇 設問通りです。地域別に見た1人当たり給付費の状況(2018年度介護保険事業状況報告4 200703)によると、2018年時点で1人当たりの給費の額が最も大きいのは島根県、最も小さいのが埼玉県となっています。

下記のサイトに詳しく載っているため、よろしければご覧ください。

要介護認定を受けているすべての被保険者は、保険給付を受けている。

4:× 選択肢1の解説でも触れましたが、要介護認定を受けていても介護サービスを使っていない人は割と多くいます。

制度改正により、保険給付から地域支援事業に移行したサービスがある。

5:〇 設問通りです。以前は要支援者を対象とした訪問介護・通所介護は保険給付でしたが、2024年度現在は介護予防・生活支援サービス事業(第1号事業)に移行しています。

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