ケアマネジャー試験対策問題 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護と介護老人福祉施設

次の問いに答えなさい。

問46 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

1. 施設サービス計画に基づいてサービスが提供される。

2. 従業者以外の者に入所者の介護をさせてはならない。

3. 入所者が入院した場合には、その日数にかかわらず退所の手続きが行われる。

4. 原則として施設の所在する市町村に居住している者が入居対象となる。

5. 地域密着型介護老人福祉施設とは入所定員が49人以下の特別養護老人ホームである。

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正解 2,4

1:× 地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護は、地域密着型施設サービス計画に基づいてサービスが行われます。

2:〇 設問通りです。これは介護老人福祉施設も同様です。

3:× 入所者が入院した場合、おおむね3カ月以内に退院することが明らかに見込まれる場合には再び円滑に施設に戻ることができるようにしなければなりません。

3カ月を超える場合には契約解除となる施設もありますが、入院=退所手続きということではありません。

4:〇 設問通りです。

5:× 地域密着型介護老人福祉施設は定員が29人以下の特別養護老人ホームです。


問47 指定介護老人福祉施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

1. 要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護および機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設と定義されている。

2. 要介護1および2の者は入所対象とならない。

3. 居室の定員は1人とし、入所者へのサービスの提供上、必要とあれば定員を2人とすることができる。

4. 医師の配置は非常勤でもよい。

5. 計画作成担当介護支援専門員は、3ヶ月に1回以上モニタリングを行い、必要に応じて施設サービス計画の変更を行う。

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正解 3,4

1:× 選択肢は介護医療院の定義です。介護老人福祉施設は、

「入居する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理および療養上の世話を行うことを目的とする施設」と定義されています。

2:× 要介護1、2の者もやむを得ない事情がある場合には入所可能です。原則は要介護3から入所となります。

3:〇 設問通りです。

4:〇 設問通りです。医師の配置は基準となる数が明示されておらず、非常勤でも問題ありません。

5:× 介護老人福祉施設でのモニタリングは定期的に行う必要がありますが、頻度の定めはありません。


問48 指定介護老人福祉施設について正しいものはどれか。3つ選べ。

1. 介護職員は夜間を含めて常時1人以上常勤で配置しなければならない。

2. 静養室は介護職員室または看護職員室から遠ざけて設置しなければならない。

3. 常時2人以上の常勤の看護職員を介護に従事させなければならない。

4. 夕食の時間は午後5時以前に提供することが望ましい。

5. 廊下幅は1.8m以上としなければならない。

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正解 1、5

1:〇 設問通りです。

2:× 静養室は介護職員室または看護職員室に近接して設置しなければなりません。

3:× 看護職員は常勤で1人以上配置することとされています。また入所者数によって常勤換算で必要数が異なります。

介護老人福祉施設の看護職員の配置
  • 入所者30人以下は常勤換算で1人以上
  • 入所者31人以上50人以下は常勤換算で2人以上
  • 入所者51人以上130人以下は常勤換算で3人以上
  • 入所者131人以上は常勤換算で3人以上+50人またはその端数を増すごとに1人追加

4:× 夕食の時間は午後6時以降が望ましいとされています。

5:〇 設問通りです。なお中廊下の幅は2.7m以上と定められています。

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