次の問いに答えなさい。
問31 介護保険における夜間対応型訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1. サービス提供時間は事業所ごとに設定することができる。
2. 1人暮らしの高齢者または高齢者のみの世帯の利用に限られる。
3. オペレーションセンターは設置しないこともできる。
4. 事業者は利用者へ配布するケアコール端末に係る設置料やリース料を受け取ることはできない。
5. 医療対応を行うことができる。
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正解 1,3,4
1:〇 設問通りです。ただし、最低でも22時〜6時までの間を必ず含めなければなりません。
2:× 対象者として想定されているのは、独居の高齢者や高齢者のみの世帯、中重度の要介護者などですが、これらに利用が限られているわけではありません。
3:〇 設問通りです。利用者が少なく、事業者と利用者の間に密接な関係が構築され、利用者からの通報に十分に対応することができる場合にはオペレーションセンターを設置しないことができます。
4:〇 設問通りです。ケアコール端末の設置などに係る費用は事業者負担です。
5:× 医療対応を行うことはできません。似たようなサービスの定期巡回・随時対応型訪問介護看護では行うことができ、この点で差別化されています。
問32 介護保険における夜間対応型訪問介護について正しいものはどれか。2つ選べ。
1. 利用者は携帯電話や家庭用電話での通報を行うことが認められている。
2. 随時訪問サービスにおいて、オペレーションセンター従業者は利用者の面接および居宅への訪問を1ヶ月ないしは3ヶ月に1回程度行わなければならない。
3. オペレーションセンター従業者は特段の専門資格は不要である。
4. 看護職員の配置が義務付けられている。
5. 利用者から鍵を預かることをしてはならない。
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正解 1,2
1:〇 ケアコール端末を利用者に配布しますが、必ずケアコール端末を使って通報しなければならないというわけではありません。スマホや自宅の電話からも通報することができます。
2:〇 設問通りです。
3:× オペレーションセンター従業者(オペレーター)には次のような要件があります。
・医師、看護師、准看護師、保健師、介護福祉、社会福祉士、介護支援専門員
・訪問介護事業所でサービス提供責任者として1年以上従事した者
4:× 人員配置に看護職員の配置義務はありません。
5:× 利用者から鍵を預かることはできます。その場合、管理を厳重に行うとともに、管理方法や紛失した場合の対処法その他必要な事項を記載した文書を利用者に交付しなければなりません。
問33 介護保険における夜間対応型訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1. 同一建物に居住する者にサービスを提供してはならない。
2. オペレーションセンターを設置している場合、介護報酬は定期巡回サービスおよび随時訪問サービスを出来高制とする。
3. 運営推進会議は少なくとも3ヶ月に1回行わなければならない。
4. 訪問介護を受けている間でも夜間対応型訪問介護費を算定することができる。
5. 24時間通報対応加算は、オペレーションセンターを設置していない場合は算定することができない。
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正解 2,4,5
1:× 事業所と同一の建物に居住している者に対してもサービスを提供することができます。なお、減算となります。
2:〇 設問通りです。オペレーションセンターを設置している場合は、オペレーションセンターサービスに相当する部分のみ月額の定額制で、定期巡回サービスと随時訪問サービスは出来高制です。
3:× 夜間対応型訪問介護では運営推進会議の開催についての取り決めはありません。
4:〇 訪問介護を受けている間でも夜間対応型訪問介護費は算定することができます。
5:〇 設問通りです。オペレーションセンターを設置し、オペレーションセンターサービスを日中に行う場合に算定することができます。