無料でできるケアマネジャー試験対策問題 訪問介護②

次の問いに答えなさい。


問4 介護保険法における訪問介護について正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 管理者は同一敷地内にある他の訪問介護事業所のサービス提供責任者を兼務することができる。

2. 管理者は訪問介護計画を作成する。

3. サービス提供責任者は、利用者数が40人またはその端数を増すごとに1人以上配置しなければならない。

4. 実務者研修修了者はサービス提供責任者となることができない。

5. 訪問介護員は、初回訪問時に利用者またはその家族に身分を証明する書類を提示する。

解答
正解 3,5

1:× 訪問介護の管理者が他の事業所の職務と兼務する場合、管理者以外を兼務することはできません。つまり別事業所でサービス提供責任者として働くことはできません。

2:× 訪問介護計画はサービス提供責任者が作成します。

3:〇 設問通りです。

4:× サービス提供責任者となることができるのは以下のとおりです。
①.介護福祉士
②.実務者研修修了者

③.旧介護職員基礎研修課程修了者
④.旧訪問介護員1級課程修了者

現在は③、④は新規で取得することができないため、①、②の者が主にサービス提供責任者として従事しています。

5:〇 設問通りです。


問5 介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

1. 指定訪問介護事業者は利用申込者の要介護度を理由にサービスの提供を拒むことができる。

2. 介護支援専門員は一定回数以上、身体介護を居宅サービス計画に位置付ける場合、その居宅サービス計画を市町  村に届け出なければならない。

3. 1人の利用者に対して、2人以上の訪問介護員が同時に訪問介護を行った場合は、介護報酬が加算される。

4. 通院のための乗車または降車の介助を中心とした訪問介護は、居宅サービス計画に位置付けることができる。

5. 管理者は、居宅介護支援事業所に利用者の服薬状況の提供を行うこととされている。

解答
正解 3、4

1:× 利用申込者の要介護を理由にサービスの提供を拒むことは禁止されています。
全ての申込を拒むことが禁止されているかというと、そういう訳ではなく、例えば現在の人員配置では適切なサービスの提供を行うことが難しいと想定できる場合等には拒むことができます。

2:× 生活援助中心の訪問介護で、一定回数以上、生活援助を位置付ける場合に、介護支援専門員は居宅サービス計画を市町村に届け出なければなりません。

3:〇 設問通りです。介護報酬はになります。

4:〇 通院のための乗車または降車も訪問介護のサービスの1つです。居宅サービス計画に位置付けることができます。通院等のための乗車または降車の介助が中心の場合には、生活援助中心、身体介護中心とは別に介護報酬が設けられています。

5:× 設問の業務はサービス提供責任者が行います。


問6 介護保険法における訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1. 生活援助中心の場合、サービス提供時間は2区分に分けられている。

2. 事業所と隣接する敷地内に所在する建物に居住する利用者に対して訪問介護を提供した場合、介護報酬は加算される。

3. 新規利用者に対して訪問介護計画を作成し、サービス提供責任者が訪問介護を提供した場合に初回加算を算定できる。

4. 利用者が既に訪問看護を利用している場合、訪問介護費を算定することができない。

5. 介護支援専門員が必要と認めた場合、緊急に行った指定訪問介護については緊急時訪問介護費を算定することができる。

解答
正解 1,3,5

1:〇 生活援助は、
・20分以上、45分未満
・45分以上
2区分に分けられます。
また、身体介護に引き続き生活介護を行う場合は、
・20分以上
・45分以上
・70分以上
3区分に分けられます。

2:× 事業所と同一建物または隣接する建物に居住する利用者に対して訪問介護を行う場合、介護報酬は減算されます。

3:〇 設問通りです。200単位加算されます。

4:× 訪問介護と訪問看護は併用できる介護サービスであるため、訪問看護を既に利用している場合でも訪問介護費は算定できます。
ただし、原則として同日、同時間にこの2つのサービスを提供することはできないとされています。(やむを得ない場合は可とされています)

5:〇 設問通りです。訪問介護事業所のサービス提供責任者や管理者が必要と認めた場合ではないため、注意してください。


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