ケアマネジャー試験対策問題 事例問題

次の問いに答えなさい。
なお文中の「市町村」は、「市町村および特別区」の意味となります。

問100 Aさん(80歳、男性、要介護1)が最近、1人で買い物に出掛けて帰宅できなくなる頻度が増えてきたと同居する娘から相談があった。Aさんから話を聞くためにAさん宅を訪問するが、「特に変わったことはない。出掛けても1人で家に帰ることができる。」と話している。娘はなるべくAさん1人で外出してほしくないと考えているが、平日日中は仕事でAさんを世話することができない。休暇も融通が利かないと話す。この時点における介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1. Aさんにこれ以上1人で外出しないよう助言する。

2. 帰ることができなくなる理由を把握するためにAさんに改めてアセスメントを行う。

3. 娘の勤務日数を調整できないか職場に確認してもらう。

4. Aさんが買い物に出掛けるルートを把握し、ルート上の商店等に見守りの協力を相談する。

5. ただちに訪問介護の生活援助をサービス計画に位置付ける。

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正解 2,4

1:× この時点で外出をしないよう求めてしまうと、Aさんの行動抑制につながるため望ましくありません。

2:〇 設問通りです。なぜ帰ることができないことが増えたのか、その原因を探るためにアセスメントを深堀りして行うのも1つの手段です。

3:× このケースでは同居する娘が主な介護者と考えられ、娘の仕事に影響が出ると結果的にAさんのQOL低下につながる恐れもあります。この時点での働きかけとしてはやや不適切です。

4:〇 設問通りです。Aさんが迷っても対応できるよう、地域資源を活用し周辺や地域の店舗等に相談するのも1つの手段です。

5:× 生活援助が利用できない場合もあるため確認が必要です。また、「外出をして買い物をしに行った結果、迷子になる」というAさんの現状を生活援助では解決することが難しいです。生活援助では買い物同行を行うことはできません。


問101 居宅介護支援事業所に、病院の医療ソーシャルワーカーからAさん(84歳、要介護2,男性、大腿骨頸部骨折人工骨頭置換術後)について居宅介護支援の依頼が入った。本人は在宅での生活を希望しているが、家族はAさんの在宅生活を介護できるか不安を抱いている。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1. Aさんの自宅の環境を把握するためアセスメントを行う。

2. 医師に自宅での生活の注意点を伺うために面接を申し込む。

3. Aさんに家族が不安に感じていると伝え施設入所を勧める。

4. Aさんの退院日当日から通所リハビリテーションを利用できるよう手続きを進める。

5. 家族が抱えている不安を面接して聞き出す。

解答をみる

正解 1,2,5

1,2,5:〇 設問通りです。

3:× Aさんは在宅生活を望んでおり、この時点で施設入所を進めるのは適切とは言えません。

4:× 退院日当日に通所リハビリテーションを含む医療サービス(訪問看護や居宅療養管理指導、訪問リハビリテーションなど)を利用することはできません。


問102 Aさん(83歳、女性、独居、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅰ)宅へ生活援助を行っている訪問介護事業所のサービス担当責任者から、Aさんから保険給付対象外のサービスを要求されるようになったと報告を受けた。Aさんに話を聞くと「花の水やりくらいやってくれたっていいじゃない」と納得していない。この時点における介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1. 生活援助で行うことができない内容を、Aさんに分かりやすいように改めて説明を行う。

2. 花の水やりを訪問介護員に頼もうと思った真意について尋ねる。

3. 訪問介護事業所になんとかして行うことができないか交渉する。

4. 訪問介護事業所とAさんの信頼関係が崩れたと判断し別の訪問介護事業所の利用を勧める。

5. 短時間で終えることができると考えられるため介護支援専門員が業務の合間に水やりを行いに訪問する。

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正解 1,2

1:〇 生活援助では行うことができないケースは多く、花の水やりもそのうちの1つです。いかなる場合でも認められていないため、利用者にその旨を理解してもらうために分かりやすいよう説明を試みるのも1つの手段です。

2:〇 自身で行わないということは、何かしらの理由があると考えることもでき、その真意について尋ねることも1つの手段です。

3:× 生活援助では行うことができないため、事業者に行うよう交渉することは望ましいとは言えません。

4:× まずは話し合いや説明を優先し、それでもAさんの理解を得ることが難しい場合には検討する必要も出てきますが現時点では適切とは言えません。

5:× 介護給付内のサービスで行えないからといって介護支援専門員自身が行うことは不適切です。

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