次の問いに答えなさい。
なお文中の「市町村」は、「市町村および特別区」の意味となります。
問91 施設サービス計画について正しいものはどれか。3つ選べ。
1. 作成した施設サービス計画を入所者本人に対して交付しなければならない。
2. 交付した施設サービス計画は、交付後2年間保存しなければならない。
3, 施設サービス計画原案については家族の同意を文書で得なければならない。
4. 作成者は介護支援専門員に限られる。
5. 介護給付以外のサービスも位置付けるよう努めなければならない。
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正解 1,4,5
1:〇 設問通りです。入所者本人に交付であって、家族に対して交付ではないため注意してください。
2:× 交付した施設サービス計画は、その完結の日から2年間保存しなければなりません。
「その完結の日から」とは契約終了によりサービスを行わなくなった日からという解釈です。
3:× 施設サービス計画原案については入所者本人の同意を書面で得なければなりません。
4:〇 設問通りです。
5:〇 設問通りです。介護サービス以外の地域の住民による活動なども施設サービス計画に位置付けるよう努めなければなりません。
問92 指定介護老人福祉施設について正しいものはどれか。2つ選べ。
1. 入所者が居宅での生活が可能かを定期的な検討を行う。
2. 入所判定者の入所に当たっては、必ず申し込み順で入所させなければならない。
3. 3ヶ月に一度モニタリングの結果を記録しなければならない。
4. 緊急的に身体拘束を行う場合には切迫性、非代替性、一時性のいずれかを満たしていなければならない。
5. 身体拘束等の適正化のための対策を検討する委員会を3ヶ月に1回以上開催しなければならない。
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正解 1,5
1:〇 設問通りです。
2:× 入所に当たっては申し込み順ではなく、緊急性が高い人や施設入所がより必要な人から優先して入所させることとされています。
3:× 介護保険施設ではモニタリングの記録を定期的に記録しなければならないとされています。期間や頻度の定めはありません。
4:× 緊急的に身体拘束を行う場合には切迫性、非代替性、一時性の全てを満たしていなければなりません。
5:〇 設問通りです。
問93 施設サービス計画の課題分析について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1. 課題分析標準項目を満たしていれば施設独自の課題分析表を用いることが可能である。
2. 課題分析の際には必ず入所者及びその家族と面接しなければならない。
3. 課題分析標準項目には、障害高齢者の日常生活自立度は含まれない。
4. 課題分析標準項目には、認定調査票の特記事項が含まれる。
5. 課題分析尿準項目には、介護認定審査会の意見は含まれない。
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正解 1,2
課題分析とはアセスメントのことです。課題分析標準項目とは、ケアプラン作成時に活用すべきと位置付けられている23項目のことです。
1:〇 設問通りです。施設独自の課題分析表を用いることは可能ですが、課題分析標準項目の23項目については必ず課題分析表に織り込まれていなければなりません。
2:〇 設問通りです。
3:× 障害高齢者の日常生活自立度は含まれます。
4:× 認定調査票の特記事項が含まれません。
5:× 介護認定審査会の意見は含まれます。
課題分析標準項目は令和5年10月に改正されたため、詳細は最新版のこちらをご確認ください。(※外部リンク)