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正解 1,2,3
つじつまの合わないことを言う場合も、それを否定せずに対応する。
1:〇 終末期(=ターミナル期)では、患者の精神的ケアも重要となってきます。意識障害などでつじつまの合わないことを口にする人もいますが、否定せず傾聴することが大切です。
褥瘡ができやすくなるため、皮膚環境の清潔を保つ。
2:〇 体重の減少やADLの低下、栄養状態の低下など終末期では褥瘡ができやすくなります。そのため褥瘡を予防するように皮膚環境の清潔を保つことは重要です。
息苦しさを訴える場合には、ベッドの角度を調整し上半身を少し起こした状態にする。
3:〇 ベッドが平らだと呼吸苦を訴えることがあります。その場合にはセミファーラー位へ変えると呼吸苦が軽減されることがあります。
終末期には、身体への負担が大きいため、本人が望んでも入浴は避けなければならない。
4:× 終末期でも入浴は可能です。本人が望んでいる場合には入浴は行うべきです。皮膚の清潔の保持や精神状態の安定につながります。
痛みの訴えは、身体的な要因によるものであるため、医療処置で対応できる。
5:× 痛みの訴えは精神状態を蝕んでいることも珍しくなく、医療処置だけで対応できるものではありません。精神的なケアも必要となってきます。