問題46面接場面におけるコミュニケーション技術について適切なものはどれか。3つ選べ。
( ケアマネジャー試験 令和6年度(第27回) 福祉サービスの知識等 問題46)
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正解 2,3,4
明確化とは、相談援助者がクライエントの利益を考えて、クライエントの代わりに意思決定することである。
1:× 明確化とは、クライエントが上手く言葉で表現できないときに援助者がそれを察し、共感的な言葉で上手くまとめて言い換えることを言います。意志決定は相談援助者が行うべきものではありません。
アセスメントには、クライエントの問題状況の把握、情報の収集と分析が含まれる。
2:〇 アセスメントはクライエントの問題の把握から生活歴、病歴、ADL、ニーズなどの情報を収集し分析することが含まれます。
オープンクエスチョンとは、クライエントが自らの選択や決定により、答えを見つけることを促す質問である。
3:〇 オープンクエスチョンとは、クライエントが自由に答えることができるような質問形式です。反対に「はい」「いいえ」だけで答えられるような質問形式を、クローズドクエスチョンといいます。
クローズドクエスチョンは、質問が一方的に感じる、情報が十分に収集できないなどのデメリットがよく槍玉にあげられますが、使うべきではないわけではありません。
例えば言語障害で言葉が上手く出ないクライエントに対してオープンクエスチョンで質問してしまうと、上手く回答できない苛立ちを与える原因となります。ケアマネの実習のグループワークでもアセスメントのロールプレイングは行いますので、場面場面で使い分けていきましょう。
面接技術には、ジェスチャー、表情、声の抑揚が含まれる。
4:〇 質問の仕方、話し方だけではなく、これらもクライエントとの信頼関係を構築する上での技術となります。
視線やクライエントとの距離について配慮することは避けるべきである。
5:× 相手の視線が不審だったり、妙に近い距離でコミュニケーションを取ろうとされたら結構な数の人が不快に感じるのではないでしょうか。