ケアマネに転職するとなると、避けては通れないのが採用面接。
面接では様々な質問が投げ掛けられますが、ほぼ確実と言ってもいいほど質問されるのがこの「最後に何か質問はありますか?」のような逆質問です。
自由な回答が可能であるため、面接時に気になったことを質問すれば問題ありませんが、うっかりNGな回答をしてしまうと最後の最後に印象を下げる原因となります。
この記事では、「最後に何か質問はありますか?」という逆質問に対してのNGな回答例をご紹介します。
ネガティブな質問
誰にでも聞かれるといい気分のしない質問というのはあるかと思います。
それは企業でも一緒であって、あまり突いてこられたくないポイントというものがあります。
例えば、次のような質問は避けたほうが無難です。
- 介護サービス情報を拝見しました。前年度、ケアマネが〇人退職されていますが何か理由があったのですか?
- 賞与が〇ヶ月分とありますが、今後増額される予定はありますか。
- シャドーワークはありますか?
特にシャドーワークは近年のケアマネを取り巻く重要な問題の1つであり、転職先の事業所がどの程度ケアマネに対して課しているか気になる人も多いかと思います。
大抵の事業所はまだシャドーワークに十分な対策を行うことができていません。そのため、シャドーワークの有無をストレートに質問されるのは事業所側としてはあまりいい気分ではないでしょう。
気になる場合には、「近年、シャドーワークがケアマネの課題として挙げられていますが、御社では今後どのような取り組みを行われる予定ですか?」などのような、今後について質問するのがおすすめです。
求人票やHPに記載されている内容
求人票やHPに記載されていて、面接を受ける前に簡単に調べることができる内容を質問するのもNGとなります。
もし質問してしまうと、事業所への関心や調査能力が低いといった印象を与えかねません。
ケアマネはその支援のために「調べる」ことが多い仕事です。
調査能力が低いと面接官に判断されてしまっては、適性を疑われてしまう恐れがあります。
例えば次のような質問は、大抵の場合調べれば分かる内容であるためNGです。
- 従業員数について教えてください。
- 年間の休日数について教えてください。
- 御社は居宅介護支援以外にも介護サービスを運営していますか。
最低でも求人票と介護サービス情報、HPの記載内容は大まかに把握して面接に臨みましょう。
自信が無いと思われるような質問
ケアマネは、自信が無いことを相手に示すのは基本的にNGな仕事です。
なぜならケアマネの不安は利用者やその家族を不安にさせるためです。
また、面接を受ける側があまりにも自信が無いと、面接官側も採用するのに不安を感じてしまいます。
そのため面接で自分に自信が無いような質問をしてしまうのは印象を下げる要因となります。
具体的には次のような質問はNGとなります。
- 未経験で不安なのでゆっくり教えてもらうことは可能ですか。
- 難しいケースはどのくらい扱っていますか。
特にケアマネ未経験者は、今までやったことのない業務に不安を感じているかと思いますが、その不安をポジティブな表現に変えて質問するのがおすすめです。
- 自主的にケアマネの業務について勉強する場合、まず何から覚えることが成長に繋がりますか。
- いずれは困難事例のケースを担当したいと考えていますが、御社ではどのような事例があったかなど差支えない範囲で教えて頂ければ幸いです。
特にありません。
面接で質問があるか聞かれたときに言ってはいけないのが「特にありません。」などの質問をしない系の回答です。
その理由としてよく言われるのが、「本当に興味を持って応募してきているのか分からない」「熱意が伝わらない」など志望する動機が弱いとみられる可能性があるということです。
優良な職場であったり人気の求人は、人材不足のケアマネといえども応募者は多く、応募が集中してしまう可能性があります。
特に未経験の場合には、志望動機や熱意は他の応募者と差別化を図る重要な要素であり、アピールができなければ人気の求人に採用されることは難しいと考えられます。
事前に2~3個質問を用意しておくだけで対策が可能であるため、求人票や事業所HPを見て感じた疑問を質問できるようにしておきましょう。
また、介護サービス情報も質問を考えるヒントになるはずですよ。
それでも質問が無い場合
あまりないケースではありますが、求人票やHPに知りたい情報が詳細に記載されており、かつ、面接を受けている過程で浮かんだ疑問がすべて解消されることもあります。
その場合には、単に「特にありません。」と回答するだけではなく次のように回答することが望ましいです。
事前にいくつか質問をさせていただこうと考えていましたが、十分にご説明していただけたため特に質問はございません。今回の面接で、一層御社で働かせていただきたいという思いが強くなりました。
回答例のように企業側の説明によってこちらの抱いていた疑問が解決したという姿勢を表すと、印象を良くする可能性があります。もし疑問点が思いつかなかった場合にはこのように答えるのもいいでしょう。
面接に自信が無い場合には転職エージェントの利用もおすすめ
面接での質問に上手く答えられるか不安…
緊張で考えていた内容が飛んでしまうかもしれない
このように採用面接に不安を抱えて臨む人は少なくありません。
筆者も初めてケアマネとして働くにあたっての転職では、実に11年ぶりの面接であったため非常に緊張しました。
もともと面接に苦手意識を覚えていましたが、久しぶりとあってどのように質問に対して回答すればいいか全く分からない状態でした。
また、面接時の姿勢であったりマナーであったりとにかく分からないことだらけで、せっかく働きたい事業所を見つけたのに採用されないのではないかと不安でいっぱいでした。
不安を抱え面接対策として色々調べているうちに、ふと目に留まったのが転職エージェント。
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まとめ:逆質問には意欲をアピールするのが効果的
ここまで「他に質問はありますか?」といった逆質問に対してのNG回答例をご紹介しました。
基本的に逆質問はこちら側のやる気をアピールするチャンスでもあります。より積極的な姿勢を見せられるような質問を行えば、他の応募者との評価に差をつけられる可能性が十分にあります。
もし面接での回答が思いつかなかったり苦手意識を持っているならば、クリックジョブ介護のような介護業界に特化した転職サイトで無料転職相談を受けてみるのも一つの手段です。
皆さまのケアマネへの転職が上手くいきますよう、祈願しております。