看護小規模多機能型居宅介護について〇か×で答えなさい。
問1 看護小規模多機能型居宅介護の登録定員は29人以下であり、サテライト型は18人以下である
小規模多機能型居宅介護と登録定員は同じなのでまとめて覚えておきましょう。
問2 看護小規模多機能型居宅介護の利用対象者は要介護者のみだが、医療ニーズの高い要支援者の利用も認められている
医療ニーズの高い要介護者のみが利用できます。要支援者は利用できません。
問3 看護小規模多機能型居宅介護は看護サービスが必要な者以外に利用させてはならない
登録定員に余裕がある場合は看護サービスを必要としない人を利用させても問題ないとされています。
問4 介護支援専門員は常勤の者を1人以上配置しなければならない
看護小規模多機能型居宅介護では介護支援専門員は非常勤でも可となっています。
問5 日中の通いサービスでは利用者3人またはその端数を増すごとに1人以上職員を配置する必要があり、その1人以上は介護等に対する知識、経験を有する者であることが原則である
利用者3人またはその端数を増すごとに1人以上職員を配置する必要がありますが、そのうち1人以上は看護職員を配置する必要があります。
看護小規模多機能型居宅介護の職員は資格は必要ではないものの、介護等に対する知識、経験を有する者が原則として従事することとなっています。
問6 看護小規模多機能型居宅介護の管理者は保健師または看護師でなければならない
保健師、看護師も管理者になることができますが、「専従かつ常勤で3年以上認知症高齢者の介護に従事した経験を有し、認知症対応型サービス事業管理者研修を修了した者」であれば保健師や看護師以外でもなることができます。
問7 看護小規模多機能型居宅介護の利用者に対して、事業所の負担で訪問入浴サービスを利用させることはできる
看護小規模多機能型居宅介護の利用者へのサービスは事業所の従業員が行わなければならないとされていますが、例えば通いサービスの利用が困難となり入浴の機会が無くなってしまった場合などには事業所負担であれば他の訪問入浴事業者の利用を受けさせることができます。
問8 通いサービスの利用者が登録定員に比べて著しく少ない状態が続いてはいけない
これは小規模多機能型居宅介護と同じなのでまとめて覚えておきましょう。
問9 看護サービスの提供にあたっては居宅介護支援事業所の介護支援専門員に看護小規模多機能型居宅介護計画と看護小規模多機能型居宅介護報告書を提出しなければならない。
看護小規模多機能型居宅介護を利用している段階で、居宅介護支援事業所の介護支援専門員の手から利用者は離れています。
上記2つの計画を提出しなければならない相手は主治医です。
問10 病院または病床を有する診療所は看護小規模多機能型居宅介護の指定があったものとみなされる
病院や病床を有する診療所は看護小規模多機能型居宅介護を開設することはできますが、みなし指定の対象外です。
問11 看護小規模多機能型居宅介護は休業日を設けることは認められていない
24時間365日営業することとされており、年末年始の休みや定休日などは認められていません。
問12 看護小規模多機能型居宅介護は訪問看護事業所の指定を併せて受けなければならない
訪問看護事業所としての指定を受ける必要はありません。
この場合、登録者以外への訪問看護を行うことはできません。
問13 看護小規模多機能型居宅介護を利用している場合、福祉用具貸与費の算定を行うことができない
福祉用具貸与、居宅療養管理指導、訪問リハビリテーションだけは利用者の負担によってサービスを受けることができます。
他の介護サービスは利用者負担では同時に行うことができません。
看護小規模多機能型居宅介護についてのケアマネジャー試験対策
看護小規模多機能型居宅介護はケアマネ試験では出題頻度が非常に高く、「保健医療サービスの知識等」のなかでは最重要ポイントの1つです。
令和6年度第27回試験では出題がなかったものの令和に入り4回出題されており、令和5年の試験でも設問として出題されています。
出題難易度は概ねどの年も高めに設定される傾向にあり、看護小規模多機能型居宅介護に対する知識量が問われます。
今後も頻出傾向が続くと予想されますので、試験対策テキストを用いて理解を深めていきましょう。
また小規模多機能型居宅介護と被る内容も多々あるため、時間を置かずにまとめて一緒に学習を行うことをお勧めします。