問題36高齢者の転倒について適切なものはどれか。3つ選べ。
（ ケアマネジャー試験 令和元年度（第22回再試験） 保健医療サービスの知識等 問題36）
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正解 1、4、5
要介護高齢者が短期間に複数回転倒した場合には、再度転倒する可能性が高いため、総合的にアセスメントを行い、対策を検討する必要がある。
1：○ 設問通りです。何度も短期間で転倒する場合、何らかの変化などが生じた可能性があり様々な視点でアセスメントを行う必要があります。
転倒を繰り返す介護施設入所者については、向精神薬などの薬物を用いて動けないように行動を制限する。
2：× 転倒を繰り返すからといって薬物を用いて行動抑制をするのは望ましくありません。
転倒により頭部を強く打った場合には、数時間様子をみて、意識障害などがなければ、それ以上の経過観察は要らない。
3：× 頭部を強く打撲した場合、まず急性硬膜下血腫に注意しなければなりません。急性硬膜下血腫は、1ヶ月後〜2ヶ月後に症状が現れることもあるため経過観察が必要です。
高齢の女性は、骨粗鬆症が多いので、転倒により骨折を起こしやすい。
4：○ 設問通りです。高齢者では男性より女性のほうが骨粗鬆症を患っていることが多く、骨折を起こしやすいです。
夜間の排尿行動や不穏状態で転倒することが多い。
5：○ 設問通りです。夜間は意識が清明でないこともあり、ふらつきなどによって転倒することも多いです。