ケアマネジャー試験対策問題 地域密着型通所介護と療養通所介護

次の問いに答えなさい。

問34 介護保険における地域密着型通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1. 共生型サービスの指定を受けることができる。

2.送迎に係る時間はサービス提供時間に含まれる。

3.利用定員が19人未満の通所介護をいう。

4.介護支援専門員を常勤で1人以上配置しなければならない。

5.食堂と機能訓練室は、支障がない面積を確保できる場合に同一の場所とすることができる。

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正解 1、3、5

1:○ 設問通りです。障害者福祉制度における生活介護、自立訓練、児童発達支援、放課後デイサービスの指定を受けることができます。

2:× 送迎時間は基本的にサービス時間に含めません。ただし、送迎時に実施した居宅内での介助等は条件付きで30分を限度にサービス時間に含めることができます。

3:○ 設問通りです。19人未満(18人以下)が地域密着型通所介護、19人以上が通所介護となります。

4:× ケアマネジャーの配置については定めがありません。

5:○ 設問通りです。


問35 介護保険における地域密着型通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1. 利用定員が10人以下の場合、看護職員を配置しないことができる。

2. 生活相談員は常勤で1人以上配置しなければならない。

3. 機能訓練指導員を1人以上配置しなければならない。

4. 管理者は3年以上認知症高齢者の介護に従事した経験を有する者でなければならない。

5. 管理者は地域密着型通所介護計画の作成を行わなければならない。

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正解 1,3,5

1:○ 地域密着型通所介護では、利用定員が10人以下の場合、介護職員を1人以上配置していれば看護職員を配置しなくてもよいとされています。

2:× 地域密着型通所介護では生活相談員か介護職員のどちらかが常勤であれば、もう一方は非常勤でもよいとされています。そのため必ずしも生活相談員が常勤である必要はありません。

3:○ 設問通りです。ちなみに2024年度介護報酬改定により、通所介護および地域密着型通所介護では機能訓練指導員の配置時間の縛りが無くなりました。そのため極端な話、毎日1時間配置するだけでも良くなりました。

4:× 地域密着型通所介護の管理者に特段の専門資格は不要とされています。

5:○ 設問通りです。地域密着型通所介護計画の作成は管理者が行います。


問36 介護保険における療養通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1. がん末期の者は利用対象となる。

2. 管理者に特段の専門資格は不要である。

3. 利用定員は9人以下である。

4. 安全サービス提供管理委員会をおおむね6ヶ月に1回以上開催しなければならない。

5. 要介護度にかかわらず、療養通所介護費は一定である。

解答をみる

正解 1,4,5

1:○ 設問通りです。療養通所介護は難病を持つ重度要介護者やがん末期の者で、看護師による観察が常時必要なものを利用対象としています。

2:× 管理者は看護師かつ訪問看護経験者でなければなりません。

3:× 2024年現在、療養通所介護の利用定員は19人未満です。

4:○ 設問通りです。

5:○ 設問通りです。療養通所介護は月単位の包括報酬で、どの要介護度でも同じ料金となります。

療養通所介護は近年の試験では出題されないことが多いため、勉強は比較的後回しにしていいかもしれません。

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