次の問いに答えなさい。
問88 介護医療院について正しいものはどれか。3つ選べ。
1. 要介護3以上の者が入所できる。
2. 医療法上の医療提供施設として位置づけられている。
3. 診療所は開設することができない。
4. 調剤を行う施設を有しなければならない。
5. その類型には入所定員19人以下のものがある。
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正解 2，4，5
1：× 介護医療院は要介護1から入所可能です。
2：〇 設問通りです。病院や診療所にはあたりませんが、医療法上の医療提供施設として位置づけられています。介護老人保健施設も同様です。
3：× 診療所も開設することができます。
4：〇 設問通りです。介護医療院では診療室の設置が義務付けられており、診療室は次のような施設を設置しなければなりません。
- 医師が診察を行う施設
- 喀痰、血液、尿、糞便等について通常行われる臨床検査を行うことができる施設
- 調剤を行う施設
5：〇 設問通りです。類型の１つである併設型小規模介護医療院は、定員が19人以下の病院や診療所に併設されている施設です。
問89 介護医療院について正しいものはどれか。3つ選べ。
1. Ⅰ型療養床においては介護支援専門員を1人以上配置しなければならない。
2. Ⅱ型療養床においては介護支援専門員を配置しないことができる。
3. 看護職員は入所者6人に対し1人の配置が必要である。
4. 併設型小規模介護医療院においては必ず医師を1人以上配置しなければならない。
5. 1つの介護医療院でⅠ型・Ⅱ型を組み合わせることができる。
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正解 1，3，5
1：〇 設問通りです。
2：× Ⅰ型でもⅡ型でも介護支援専門員を1人以上配置しなければなりません。なお入所者が100人を超える場合、100人またはその端数を増すごとに追加で1人必要となります。
3：〇 設問通りです。Ⅰ型でもⅡ型でも同じです。
4：× 併設型小規模介護医療院では、条件付きで医師を配置しないことができます。
5：〇 設問通りです。1つの介護医療院でⅠ型・Ⅱ型を組み合わせることができるため、柔軟な人員配置やサービスを提供できることが特徴の1つです。
問90 介護医療院について正しいものはどれか。2つ選べ。
1. ユニット型は認められていない。
2. 定員が100人未満の介護医療院は栄養士または管理栄養士を置かないことができる。
3. 入所者が居宅において日常生活を営むことができるか定期的に検討し、その内容等を記録しなければならない。
4. 栄養管理を計画的に行った場合に加算が算定できる。
5. 緊急でやむを得ない場合以外にも身体拘束を行うことが認められている。
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正解 2，3
1：× ユニット型介護医療院もあります。ユニットの定員は原則10人以下、15人を超えないものとされています。
2：〇 設問通りです。栄養士または管理栄養士は定員100人以上の場合に1人以上配置しなければなりません。
3：〇 設問通りです。
4：× 栄養管理を計画的に行わなければ基本報酬から減算となります。行った場合の加算は現在はありません。
5：× どの施設でも身体拘束は緊急でやむを得ない事情がある場合を除いて禁止されています。