ケアマネジャー試験対策問題 睡眠・入浴・口腔ケア

次の問いに答えなさい。

問58 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1. 中途覚醒とは自分の望む起床時刻より2時間以上早く目覚めてしまう状態のことをいう。

2. 熟眠障害とは眠ろうとしてもなかなか寝付けない状態をいう。

3. 睡眠障害は痛みやかゆみが原因となる場合もある。

4. 高齢者は睡眠が浅くなる傾向がみられる。

5. 閉塞性の睡眠時無呼吸症候群は肥満がリスク因子となる。

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正解 3,4,5

1:× 中途覚醒とは、睡眠中に何度も目が覚め、その後、なかなか寝つけない状態のことをいいます。

2:× 熟眠障害とは、睡眠時間は十分なものの眠りが浅くぐっすり眠った感じが得られない状態のことをいいます。

3:〇 設問通りです。ストレスや音、光、環境変化、薬の副作用なども原因となり得ます。

4:〇 設問通りです。そのため睡眠障害が現れやすいと言われています。

5:〇 設問通りです。閉塞性睡眠時無呼吸症候群は舌根沈下や肥満、飲酒、鼻炎などが原因となることが多く、中枢性睡眠時無呼吸症候群は原因がはっきりと分かっていないと言われています。


問59 次の記述について適切なものはどれか。2つ選べ。

1. ヒートショックは高温・多湿の環境での作業時に発生しやすく、持続的な水分不足もリスクとなる。

2. 清拭を行う場合にはプライバシーに配慮する必要がある。

3. 脂漏性皮膚炎がある者に対しての清拭は、通常より若干強めの力で行うことが望ましい。

4. 入浴は血液循環や新陳代謝の促進が目的として行われる。

5. シャワー浴は全身浴に比べ体力の消耗が大きい。

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正解 2,4

1:× ヒートショックとは、気温の変化によって血圧が上下し心臓や血管の疾患が発生することをいいます。心筋梗塞や脳梗塞などを発症する恐れがあるため非常に危険です。

2:〇 設問通りです。清拭は室内で衣服を脱いで行うことが多いため、プライバシーに配慮する必要があります。

3:× 脂漏性皮膚炎ではゴシゴシと清拭を行うと症状が悪化する恐れがあるため、サッと軽めに行うことが望ましいです。

4:〇 設問通りです。 

5:× 全身浴の方がシャワー浴よりも体力の消耗が大きいです。


問60 口腔ケアについて適切なものはどれか。3つ選べ。

1. 効果として口臭予防やオーラルフレイルの予防が挙げられる。

2. 行うことにより味覚を正常に保つことが期待できる。

3. 歯がすべて喪失した場合、咀嚼能力に影響を及ぼす。

4. 経管栄養を行っている場合、口腔ケアは不要となる。

5. 義歯がある場合、原則として装着したまま口腔ケアを行う。

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正解 1,2,3

1、2:〇 設問通りです。その他にも虫歯を予防したり粘膜疾患の予防や改善、嚥下機能の改善などの効果も期待できます。

3:〇 設問通りです。歯がすべて喪失した場合には咀嚼能力は低下するといわれています。

4:× 経管栄養を行っている場合、口腔内が不潔になりやすいため口腔ケアを行うことが推奨されます。

5:× 義歯がある場合には外して口腔ケアを行います。外した義歯は別にブラシを掛けたり流水で洗ったりなどします。

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