第25回ケアマネ過去問 保健医療分野の問32

問題32認知症について適切なものはどれか。2つ選べ。






( ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 保健医療サービスの知識等 問題32)
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正解 2,5

BPSD(認知症の行動・心理症状)は、住環境などの環境因子の影響は受けない。

1:× BPSDは様々な要因が組み合わさり、発症や悪化を招くことがあります。住環境の変化もその1つで、例えば、1人暮らしが難しくなり住み慣れた家・地域からの引っ越し近親者の逝去などは精神面の負担が大きいとされBPSD発症の原因にもなり得ます。

若年性認知症は、うつ病など、他の精神疾患と疑われることがある。

2:〇 設問通りです。うつ病などの精神疾患でも、認知機能の低下見当識障害に似た症状が現れることもあり、若年性認知症が見過ごされる可能性もあります。

前頭側頭型認知症では、リアルな幻視やパーキンソニズムが特徴である。

3:× リアルな幻視やパーキンソニズムが現れる認知症として有名なのが、レビー小体型認知症です。前頭側頭型認知症の代表的な症状としては、不適切な言動の増加(社会性の低下)、常同行動などが挙げられます。

パーソン・センタード・ケアは、介護者本位で効率よく行うケアである。

4:× パーソン・センタード・ケアとは、利用者本位で利用者の個性やニーズに合わせたケアを行うアプローチのことをいいます。

介護支援専門員が、利用者本人の同意を得て、心身の変化などを主治医に伝えることは、よりよい医療につながる。

5:〇 設問通りです。利用者の同意は基本的なことであり、特に利用者の情報をもとに行動を行う際には、利用者に同意を得る必要があります。

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