第25回ケアマネ過去問 介護支援分野の問25

問題25一人暮らしのAさん(84歳、男性、要介護1)は、訪問介護を週1回利用している。認知症と診断されており、片付けができなくなったことに加え、先日は外出先で道に迷って警察に保護された。遠方に住む妹からは、「迷惑をかけるようなら施設に入るよう説得してほしい」との要望があった。Aさんは、「このまま家で気楽に暮らし続けたいが、銀行手続等の金銭管理が不安なので、介護支援専門員に管理をお願いしたい」と話している。この時点における介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。






( ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 介護支援分野 問題25)
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正解 2,3,5

この問題のポイントは次のとおりです。
・Aさんは訪問介護を週1回利用
・認知症により片付けが行えなくなり、先日は外出中に警察に保護された
・妹はAさんの施設入所を希望
・Aさんは在宅での生活を希望
・金銭管理を介護支援専門員にお願いしたい 

1 Aさんとの信頼関係を大切にするため、金銭管理を引き受ける。

まず大前提として、介護支援専門員はいかなる理由があっても利用者の金銭管理を行うことはできません。そのため、選択肢1は誤りです。

4 妹の要望に応え、施設サービスの利用手続を始める。

また、Aさんの要望よりも妹の要望を優先するのは現時点では望ましくありません。少なくとも、Aさんは現時点では意思を明確に示すことができているため、Aさんの要望に沿った行動を介護支援専門員は行うべきです。よって選択肢4も誤りです。
そのため2、3、5が正答となります。

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