ケアマネジャー試験対策の一問一答 介護老人保健施設

介護老人保健施設について〇か×で答えなさい。

問1 介護老人保健施設では、入所者が居宅での生活に復帰できるよう支援を行わなければならない

解答
正解 〇 

介護老人保健施設は在宅復帰、在宅療養支援のための施設です。
施設サービスに基づき、看護や日常生活上の世話、機能訓練などを行います。


問2 介護老人保健施設は地域住民と交流、連携を行い地域と一体となったケアを積極的に担うよう努めなければならない

解答
正解 〇 

介護老人保健施設は地域に根ざした施設である必要があり、地域住民の活動やボランティア団体、公的機関、医療機関などのさまざまな組織や活動と連携するよう努めなければなりません。


問3 入所者が100人未満の介護老人保健施設では支援相談員を配置しなくてもよい

解答
正解 ×

定員に関係なく支援相談員は1人以上配置しなければなりません。
入所者が100人を超える場合は、常勤の支援相談員1人に加えて入所者100人に対して常勤換算で1人以上配置しなければなりません。


問4 療養室を地下に設けてはならない 

解答
正解 〇 

このほかにも、療養室の出入り口は避難上有効な空地や廊下または広間に直接面していなければならないなどの決まりがあります。


問5 療養室の定員は原則として1人だが利用者の処遇上認められる場合には2人とすることも可能である

解答
正解 × 

介護老人保健施設の療養室の定員は4人以下です。


問6 介護老人保健施設に入所する際に、レクリエーションを定期的に行う旨を重要事項説明書等で説明し、同意が得られればレクリエーション・ルームを設置しなくてもよい

解答
正解 × 

介護老人保健施設ではレクリエーション・ルームは設置しなければならない施設の1つです。


問7 入所者に対して適切なサービスを提供することが困難である場合、介護老人保健施設はサービスの提供を拒むことができる 

解答
正解 〇 

正答な理由なくサービスの提供を拒んではならないとありますが、このようなやむを得ないケースではサービスの提供を拒むことができます。


問8 入所者が居宅において日常生活を営むことができるかどうかを少なくとも3ヶ月ごとに検討し、その内容を記録しなければならない

解答
正解 〇 

医師、介護支援専門員、薬剤師、看護・介護職員、支援相談員などの従業者間で検討を行わなければなりません。


問9 計画担当介護支援専門員は少なくとも月に1回、入所者に面接しモニタリングを行わなければならない

解答
正解 ×

介護老人保健施設でのモニタリングは「定期的に」行う必要があり、頻度について定められてはいません。 


問10 1週間に5回以上、入所者に対して適切な方法で入浴または清拭を行わなければならない

解答
正解 ×

入浴または清拭は週2回以上しなければならないとされています。 


問11 感染症や非常災害の発生時において、入所者に対してサービスを継続的に提供する等のための業務継続計画を策定し、必要な措置を講じなければならない

解答
正解 〇 

なお、業務継続計画(BCP)ですが、2024年から施設だけでなく介護事業所すべてで策定する義務が課されました。
令和6年のケアマネ試験で問われる可能性もあるため注意しましょう。


問12 介護老人保健施設は協力病院を定めるよう努めなければならない

解答
正解 ×

協力病院は定めておかなければなりません。
協力歯科医療機関は定めておくよう努めなければならないとされています。 


問13 ユニット型介護老人保健施設の入居定員は1ユニットにつき5人から9人と定められ、設けるユニット数は1以上3以下とする 

解答
正解 ×

これは認知症対応型共同生活介護のユニットの説明です。
ユニット型介護老人保健施設の入居定員は、1ユニットおおむね10人以下とし、15人を超えないものと定められています。
またユニット数については定めがありません。 


問14 サテライト型小規模介護老人保健施設は介護医療院または病院・診療所に併設されているものをいう 

解答
正解 × 

介護医療院、病院・診療所に併設されているものを、医療機関併設型小規模介護老人保健施設といいます。


問15 介護老人保健施設の介護保健施設サービス費は3つに分類される 

解答
正解 ×

以前は3つでしたが、平成30年の介護報酬改定により「超強化型」「在宅強化型」「加算型」「基本型」「その他型」の5つに分類されるようになりました。


問16 医師が回復の見込みがないと診断した入所者に対して本人や家族の同意を得てターミナルケアを実施した場合、死亡日を含めて45日を上限としてターミナル加算が算定できる

解答
正解 〇 

☑ 介護老人保健施設についてのケアマネジャー試験対策

介護老人保健施設については非常に高い頻度で出題されるため、保健医療サービスの知識等での超重要ポイントの1つです。
令和に入ってからは4回出題されており、4年連続で令和5年のケアマネジャー試験にも出題されました。
直近の試験以外でも非常に高い頻度で出題されており、今後もその傾向が続くと予想されますので重点的に学習することをオススメします。

出題難易度は、以前は難しい問題が出題されることが多かったのですが、ここ3回の試験では知識を深堀りして問われることが少なく、やや易化していると見受けられます。
学習するボリュームはやや多いものの、介護医療院と運営基準が被っている内容も多く、運営基準について問う選択肢は基本的に易しい問題が多いため、優先的に学習を進めていきましょう。

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