ケアマネジャー試験対策 一問一答 認知症高齢者の支援等

認知症高齢者の支援等について〇か×で答えなさい。

問1 ユマニチュードとは「見る」「話す」「触れる」「立つ」を4つの柱としたケアの技法である

解答
正解 〇 


問2 バリデーションとは「認知症高齢者その人を中心にした介護」という考え方である

解答
正解 ×

バリデーションとは、認知症の人とコミュニケーションを行うための技法で、BPSDの緩和などを目指すものです。
「認知症高齢者その人を中心とした介護」という考え方は、PCC(パーソン・センタード・ケア)です。 


問3 認知症ケアマッピングとは、地域のなかでの医療・介護等の支援ネットワークの構築、認知症対応力向上のための支援を行うための役割づくりのことである

解答
正解 × 

認知症ケアマッピングとは、認知症をもつ人々が生活する施設内で認知症を持つ人に焦点をあてて観察する評価方法です。
・本人たちがどのような行動に携わっているか
・本人たちが良い状態か、良くない状態か
・本人たちと介護スタッフとのかかわりあい
以上の3つをマッピング(記録)し、行われているケアの質を評価します。


問4 認知症のSOSネットワークとは、認知症の行動・心理症状が顕著なために対応に苦慮している人に対して複数の専門家が認知症の人およびその家族を訪問しサポートをおこなうものである

解答
正解 ×

認知症のSOSネットワークとは、認知症の人が行方不明などになったとき、地域の生活関連団体(郵便局やタクシー会社、コンビニ等)が警察の捜査に協力して速やかに行方不明者を見つけ出す仕組みのことをいいます。 


問5 認知症ケアパスとは、認知症の発生予防から人生の最終段階まで、認知症の容態や進行度合いに応じてどのようなケアや医療を受けるべきかといった流れを予め標準的に示したものである

解答
正解 〇 


問6 認知症カフェの利用対象には他地域の認知症の人およぼ家族も含まれている

解答
正解 〇 

認知症カフェとは、認知症の人、その家族、友人や地域住民、専門職など誰もが集えるコミュニケーションの場です。
もちろん開催地域の人以外も参加することができます。


問7 認知症カフェは認知症初期集中支援チームが開催する

解答
正解 ×

認知症カフェの開催は介護事業者、地域包括支援センター、NPO法人などが行います。
認知症初期集中支援チームの役割は、複数の専門家が認知症が疑われる人や認知症の人およびその家族を訪問し、観察や評価を行ったうえで初期の支援等を行っていくことです。 

☑ 認知症高齢者の支援等についてのケアマネジャー試験対策

認知症高齢者の支援等については、「認知症ケアマッピングについて適切なものはどれか。」といったそれぞれ自体が設問として問われることは少なく、選択肢の1つとして「認知症ケアマッピングとは~」と問われることが多いです。
そのため、問題を解く学習を進めている場合は、5肢複択問題より一問一答形式で学習したほうが効率的に記憶しやすいです。

認知症高齢者の支援等についてはケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)で度々出題されているものの、高頻度ではありません。
そのため単語の内容を記憶するのが難しいと感じたならば、学習を後回しにしてもいいかもしれません。
しかし、それぞれの単語の内容を理解していなければ正しい選択肢を選ぶことが難しいような出題がされやすいため、確実に記憶しておくことをオススメします。

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