ケアマネジャー試験対策 一問一答 保険給付通則

次の問いに〇か×で答えなさい。

問1 介護保険給付は船員保険の療養補償に優先する

解答
正解 × 

船員保険の療養補償が優先され、重複する部分の給付は介護保険からは行われません。

 


問2 地方公務員災害補償法による療養補償給付は介護保険給付に優先する

解答
正解 〇 

労災、公災、戦争による傷病(戦傷病特別援護法、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律)の療養給付等は介護保険に優先します。 


問3 生活保護による介護扶助は介護保険の給付に優先する

解答
正解 × 

生活保護には他法優先の原理があるため介護保険の給付が優先となります。 


問4 家族からの介護放棄で介護保険からサービスを受けられない場合、老人福祉法に基づく措置によるサービスを受けることができる

解答
正解 〇 

主に虐待の場合や、やむを得ない事情で介護サービスを受けられない場合に受けることができます。 


問5 居宅療養管理指導は原則として医療保険による給付が優先される

解答
正解 × 

訪問看護や居宅療養管理指導など介護保険と医療保険の両方に同様のサービスがある場合は、原則として介護保険による給付が優先となります。 


問6 障害者総合支援法の自立支援給付は介護保険の給付と重複する場合、原則、自立支援給付のみ受けることができる

解答
正解 × 

障害者総合支援法の自立支援給付と介護保険の給付が重複する場合は、介護保険の給付が優先となります。同様のサービスは原則として供給されることはありません。 


問7 保険給付が第三者行為によって生じた場合、第三者の賠償が賠償金額の1/4以上為された場合に市町村は被保険者に給付を行う

解答
正解 × 

保険給付にそのような条件はありません。 


問8 住宅改修を行う者に文書の提出を求めたとき、正当な理由なしに応じなかった場合、都道府県知事は保険給付の一部またはすべての制限を行うことができる

解答
正解 × 

都道府県知事にその権限はなく、市町村が制限を行うことができます。 


問9 刑事施設に拘禁されている者は介護給付は一切受けることができない

解答
正解 〇 

拘禁中は介護給付は行われません。介護保険の被保険者でなくなるという意味ではないため注意してください


問10 介護給付等を受ける者が正当な理由なく介護保険法に基づく文書の提出を拒んだ場合、市町村は介護給付の一部またはすべてを行わないことができる

解答
正解 〇 

「給付を行わないことができる」です。
市町村の判断次第となります。 


問11 介護給付は差し押さえることができない

解答
正解 〇 

介護保険を含む社会保険の給付は受給権が保護されており、給付を受ける権利を差し押さえたり譲ったりすることができません。 

保険給付通則に関する問題は、度々試験に出題されています。
介護保険が優先されるのか、他法が優先されるのか整理しておきましょう。

法律に関する箇所であるため、やや複雑で覚えづらい内容です。
出題頻度が多いわけではありませんが、理解していなければ失点に繋がりやすい問題の出題傾向にあるため、優先して学習することをオススメします。

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